そのカード、2ターン目に使えますか?

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分かりやすく土地が存在するMtGと違って、DMはマナベースの話があまりされない気がする。
それでも、比較的話題に上るのが自然の枚数の話。自然をn枚しか入れずに、2ターン目に《フェアリー・ライフ》を唱える気があるのか?というものである(nは宗派によって異なる)。

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唱えられない《フェアリー・ライフ》。

ちなみに、私は最低でも18は欲しいと思っているのだが、明確な根拠はない。そこで、初期手札と2ターン目のドローの計6枚のうち、2マナで使いたいカードを使える確率を計算してみた。多色のタップインは考慮していない。

引いたカードの総数をD、使いたいカードの枚数をN、それと同じ文明のカードの枚数(使いたいカードを含む)をMとすると、目的のカードを使える確率Pは次のようになる。
M=40は単色デッキを意味する。それとの差が、使いたいカードは手札にあるがそれと同じ文明のカードが他にない状態の確率。

    M
D N 40 24 23 22 21 20 19 18 17
8 9 89.7% 89.6% 89.5% 89.4% 89.2% 88.8% 88.4% 87.7% 86.9%
8 8 86.3% 86.2% 86.1% 86% 85.8% 85.5% 85.1% 84.5% 83.8%
8 7 81.9% 81.8% 81.8% 81.7% 81.5% 81.2% 80.9% 80.4% 79.7%
7 9 85.9% 85.5% 85.3% 85% 84.6% 84% 83.3% 82.3% 81%
7 8 81.9% 81.6% 81.4% 81.1% 80.8% 80.3% 79.6% 78.7% 77.6%
7 7 77.1% 76.8% 76.6% 76.4% 76.1% 75.6% 75% 74.3% 73.3%
6 9 80.8% 79.8% 79.4% 78.8% 78.1% 77.2% 76% 74.6% 72.9%
6 8 76.4% 75.5% 75.1% 74.6% 74% 73.2% 72.2% 70.9% 69.4%
6 7 71.1% 70.3% 70% 69.6% 69% 68.3% 67.4% 66.3% 65%


    M
D N 16 15 14 13 12 11 10 9 8
8 9 85.7% 84.1% 82% 79.3% 75.9% 71.5% 65.9% 59%
8 8 82.7% 81.3% 79.5% 77.1% 74% 70.1% 65.1% 59% 51.3%
8 7 78.8% 77.6% 76% 73.9% 71.2% 67.7% 63.4% 58% 51.3%
7 9 79.4% 77.3% 74.8% 71.6% 67.7% 63% 57.2% 50.4%
7 8 76.2% 74.3% 72.1% 69.2% 65.8% 61.6% 56.5% 50.4% 43.1%
7 7 72% 70.4% 68.4% 66% 62.9% 59.3% 54.8% 49.4% 43.1%
6 9 70.9% 68.4% 65.4% 61.9% 57.8% 53% 47.4% 41%
6 8 67.5% 65.3% 62.7% 59.6% 55.9% 51.6% 46.7% 41% 34.4%
6 7 63.4% 61.5% 59.1% 56.4% 53.2% 49.5% 45.2% 40.2% 34.4%

なんとなく考えていた18枚は、2マナブースト8枚で先攻2ターン目における7割の壁だった。毎試合2ターン目に「かみなり」を撃っていたのか……
グラフにすると図1のようになる。
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面白いのは、2マナブーストが8枚の状態から、9枚目を入れることと自然の総数を増やすことの比較。
例えば、自然の枚数が16枚、2マナブーストが8枚の時、先攻2ターン目ではP=67.5\%である。16枚の枠に2マナブーストの9枚目を入れるとP=70.9\%となる。また、自然を2枚増やして18枚にすると、こちらもP=70.9\%となる。ドロー枚数が増えた場合に差が出るので全く同じというわけではないが、デッキ構築の際に使える知識、かも。

単に、特定の文明カードをプレイできるかどうかは、その文明のカードを2枚以上引いているかどうか調べれば良い。ある文明のカードがM枚入っているデッキから、その文明のカードを2枚以上引く確率Pを求めたのが図2である。
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先攻で《フェアリー・ライフ》《解体人形ジェニー》《超次元ムシャ・ホール》と動く場合、8割のラインだと自然が17枚、闇が13枚、火が12枚必要なことが分かる。(実際は、図1の都合もあるのだが、それはさておき。)
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同様に、3枚以上引く確率Pを求めたのが図3。4枚以上引く確率Pを求めたのが図4。多色マナ武装2は、それ自体が多色なので多色を3枚以上引く確率。多色マナ武装4はほとんど単色なので、4枚以上引く確率。
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4ターン目に《裏切りの魔狼月下城》を使うなら、多色は23枚がぎりぎりだと感じていたが、計算してみると8割。思いのほか、ぎりぎりではなかった。

殿堂発表後に使ったデッキ

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水闇自然ランデス

1 x ピクシー・コクーン
4 x フェアリー・ライフ
4 x ピクシー・ライフ
1 x クリスタル・メモリー
4 x マナ・クライシス
3 x フェアリー・シャワー
4 x Dの博才 サイバーダイス・ベガス
2 x 月の死神ベル・ヘル・デ・スカル
2 x トンギヌスの槍
3 x 超次元ガロウズ・ホール
3 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ
3 x ロスト・ソウル
1 x 英知と追撃の宝剣
3 x 目的不明の作戦
2 x テック団の波壊Go!

1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x シルバー・ヴォルグ/撃墜王ガイアール・キラードラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
2 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉/弩級合身!ジェット・カスケード・アタック
1 x 激沸騰!オンセン・ガロウズ/絶対絶命ガロウズ・ゴクドラゴン
1 x 時空の凶兵ブラック・ガンヴィート/凶刃の覚醒者ダークネス・ガンヴィート

《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》まわりのギミックは悪くないのだが、サソリスとサザン・ルネッサンスに有利がつくデッキタイプではないのが残念。

水闇火デッドゾーン

4 x リロード・チャージャー
4 x メテオ・チャージャー
2 x デモンズ・ライト
3 x ウソと盗みのエンターテイナー
3 x 解体人形ジェニー
1 x 復讐 ブラックサイコ
4 x Dの博才 サイバーダイス・ベガス
4 x 超次元ミカド・ホール
4 x 超次元ガロウズ・ホール
3 x S級不死 デッドゾーン
1 x 斬隠オロチ
4 x テック団の波壊Go!
3 x メガ・マグマ・ドラゴン

2 x ヴォルグ・サンダー/雷獣ヴォルグ・ティーガー
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
2 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉/弩級合身!ジェット・カスケード・アタック
1 x 時空の凶兵ブラック・ガンヴィート/凶刃の覚醒者ダークネス・ガンヴィート
1 x 時空の封殺ディアスZ/殲滅の覚醒者ディアボロスZ

《メガ・マグマ・ドラゴン》を投げて《時空の封殺ディアスZ》を覚醒させたかった。サソリス、サザン・ルネッサンスとはゲームができるものの、《時の秘術師 ミラクルスター》+《ミラクル・ストップ》に屈服。《ウソと盗みのエンターテイナー》に触りづらい光水ならまだどうにか。
均等3色ということで、配分がわりとぎりぎり。

火自然ドギラゴン剣

1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX

4 x ゴーゴー・ジゴッチ
4 x 龍友伝承 コッコ・ゲット
3 x 単騎連射 マグナム
3 x 爆炎シューター マッカラン
4 x 刀の3号 カツえもん剣
4 x リュウセイ・ジ・アース
4 x 超DX ブリキン将軍
4 x 守護炎龍レヴィヤ・ターン
1 x メガ・マナロック・ドラゴン
4 x ボルシャック・ドギラゴン
4 x 蒼き団長 ドギラゴン剣

ハムカツ団の2色でまとめたドギラゴン剣。《蒼き団長 ドギラゴン剣》単体では6打点に到達しないので、序盤に並べた3マナクリーチャーと合わせて殴りきる。《龍友伝承 コッコ・ゲット》が絡まないとスタートが遅い。
革命チェンジの総量が増えたことで独特の動きはあるものの、かつての火闇ドギラゴン剣に比べるといまいち。低マナ域のクリーチャーの取捨選択をもう少し工夫できそうではある。

殿堂発表後に使ったレシピ

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炊飯器でも問題なく作れた。似ているからと言って、あさつきを長葱で代替するのは良くなかったかもしれない。
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下準備が必要なのでその分の手間はあるが、メインの工程は楽。食べてみると、下準備の意味があるように思える。野菜は割と何でもよさそう。
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フライパンに入るギリギリの大きさの白菜でも、しばらくするとしんなりしてくるので強引に焼ける。白菜の中心部分をきれいに処理できるのが良い。
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里芋を使う料理の中では珍しい味で、マンネリ化を防げる。
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ねぎを大量に使えるのが利点であり欠点でもある。
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最初に作った時は、まるで固まらずに炒め物状態になったため、2回目以降は小麦粉を足した。両面焼きフライパンだと、ひっくり返すときに事故らない。
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面倒くさいので、もやしのひげ根は取らず、油揚げは結ばない。非常に簡単に作れる。
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作る前後でキャベツのかさがかなり変わるので、気持ち多めぐらいで丁度いい。先のもやし同様、これもかなり簡単。

水闇自然ランデス

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《英知と追撃の宝剣》を使うために、3色目に火ではなく闇を採用したランデスデッキ。殿堂カードなので1枚しかデッキに入れられないが、1枚のためだけにデッキカラーを決める価値はある。
単純にカードとして強いのはもちろん、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》で使いまわせること、《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》のDスイッチで唱えられることがポイント。

4 x フェアリー・ライフ
4 x ピクシー・ライフ
1 x ピクシー・コクーン
4 x マナ・クライシス
4 x フェアリー・シャワー
2 x 拷問ロスト・マインド
1 x クリスタル・メモリー
4 x Dの博才 サイバーダイス・ベガス
2 x 月の死神ベル・ヘル・デ・スカル
3 x 超次元ガロウズ・ホール
3 x 龍素記号Sr スペルサイクリカ
3 x 目的不明の作戦
2 x テック団の波壊Go!
1 x 英知と追撃の宝剣
2 x 「祝」の頂 ウェディング

1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉/弩級合身!ジェット・カスケード・アタック
1 x 激沸騰!オンセン・ガロウズ/絶対絶命ガロウズ・ゴクドラゴン
1 x 時空の凶兵ブラック・ガンヴィート/凶刃の覚醒者ダークネス・ガンヴィート
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
2 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x シルバー・ヴォルグ/撃墜王ガイアール・キラードラゴン
  • 2マナブースト
    • 定番の8枚と、お守りの《ピクシー・コクーン》を加えて9枚体制。
  • 《マナ・クライシス》
  • 《フェアリー・シャワー》
    • 便利な繋ぎカード。このカードで5、6マナ目のタップインをごまかしながら動くことが多い。S・トリガーでマナブーストできる点も地味ながら大きい。
  • 《拷問ロスト・マインド》
    • マナブースト呪文をまとめて落とせるカード。なのだが、闇の総数が少ない上にこのカード自体も2枚しか枠を取れていないので怪しさが漂う。
  • 《クリスタル・メモリー
    • 構築コンセプトである《英知と追撃の宝剣》を探すカード。
  • 《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》
    • アドバンテージエンジンかつ防御カード。Dスイッチで《英知と追撃の宝剣》を唱えるのがとても気持ちいいので、未体験の人はぜひ体験してほしい。
  • 《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》
    • 色合わせカード。効果はとても便利で、マナが潤沢にある終盤に引くと嬉しい。
  • 《超次元ガロウズ・ホール》
    • 《龍素記号Sr スペルサイクリカ》の使いまわし、除去、サイキック・クリーチャーの展開、《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》と合わせた防御など多くの役割を兼ねる。
  • 《龍素記号Sr スペルサイクリカ》
    • 中盤の展開の要。これとランデス、《超次元ガロウズ・ホール》を組み合わせて盤面をコントロールする。
  • 《目的不明の作戦》
    • 相手の攻撃をさばきながらマナを縛ろうとするとどうしても手数が必要なので、S・トリガーで手数を稼げるカードを採用した。相手が攻められる状態になると、2マナを一気に減らさないと攻めが切れずにじり貧になる。
      山札切れを防ぐカードでもある。
  • 《テック団の波壊Go!》
    • 色合わせカード。《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》と《目的不明の作戦》に対応していて、苦手な小型クリーチャーを一掃できるのでデッキに合っているといえば合っている。
  • 《英知と追撃の宝剣》
    • デッキコンセプト。バトルゾーンへの干渉が疎かになりやすい、2マナ減らさないと相手の攻めが止まらないという問題点を1枚で解決してくれるパワーカード。
  • 《「祝」の頂 ウェディング》
    • フィニッシャー。《目的不明の作戦》でこちらの山札は切れないので、延々とマナ拘束を続ければこれがなくても勝てるのではないかとかなんとか。
  • 超次元ゾーン
    • 小型クリーチャーを扱うデッキが多いなら、《勝利のプリンプリン》の2枚目より《勝利のガイアール・カイザー》の2枚目の方がよさそう。たまに、《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》で撲殺することがある。