ホウオウ

「ふぶき」への耐性を上ることができる伝説ポケモンの1匹。ルギアと同じ特殊耐久を持ち、氷弱点ではない。
特殊相手に有利に戦える点はルギアと同じだが、素早さが低いため「はねやすめ」を先制で使いにくい。「こだわりメガネ」相手だと受けに出した後に追撃で落とされかねないので注意。特攻222の「こだわりメガネ」「りゅうせいぐん」で特防175に対して151〜178ダメージ。また、特殊でもカイオーガパルキアの「ハイドロポンプ」には弱い。
かくれ特性の「さいせいりょく」はHPの1/3を回復する強力な特性だが、交換を何度も繰り返すようなルールではないので、発動機会はあまり多くない。「ハイドロポンプ」や「りゅうせいぐん」、「しんそく」などPPの少ない技が多く、PP切れを狙える「プレッシャー」も十分強い。
晴れ状態にすることで、水弱点の補強と炎技の強化ができ、大幅に性能が上がる。グラードンとはタイプ、特性の両面で相性がいいので、あわせて採用したい。
4倍弱点である岩技の使用率は高くないが、コジョンドギラティナなど「ストーンエッジ」を覚えられるポケモンは多いので不意の一撃で倒されることもある。


強力なタイプ一致技を2つ備えており、攻撃技はほとんどそれだけで間に合う。残りの枠は「はねやすめ」をはじめとした変化技で埋めるのが一般的。
「せいなるほのお」:タイプ一致技。威力・命中ともに高く、何より追加効果が強力。半減以下で抑えられても追加のダメージを稼げる可能性があり、等倍かつ物理のノーマルアルセウスに大きなプレッシャーを与えることができる。ワタッコユキノオーなどの「きあいのタスキ」持ちを、1回の攻撃で倒せる可能性があるのも強み。
ブレイブバード」:タイプ一致技。主にパルキアギラティナカイオーガなどに使用する。反動ダメージは「はねやすめ」で回復が可能。
「じしん」:バンギラスに対して使えるが、1発で倒せるわけでもなく、バンギラスの採用率もあまり高くないので優先度は低い。
「はねやすめ」:高い特殊耐久をいかせる回復技。「ジュエル」や「りゅうせいぐん」といった1発の威力を重視する攻撃に対しては、現状維持以上の効果が見込める。
「みがわり」:「プレッシャー」と合わせてPP削りに。
「おいかぜ」:素早さ2倍。攻撃を受けて「おいかぜ」、次のターンに「はねやすめ」で回復する流れがきれい。


道具は「たべのこし」や「オボンのみ」、半減木の実など。変わったところだと「こだわりスカーフ」「こだわりハチマキ」。
最速とアルセウスの「いのちのたま」「つるぎのまい」「しんそく」耐えの両立はできない。後者を選択した場合、素早さは高くても142超え程度。それ以上も可能だが、あまりHPを削ると特殊耐久の低下が気になる。