騎士カタン

カタンの発展形である騎士カタンをプレイしたので、少ない経験なりに雑感とか考え方とかを書いていく。
ルールはこちらを参照。

  • 発展カード
    通常カタンより種類が多く、カードパワーは総じて高めのものが多い。
    他人とリソースのやり取りをするカードが多いのが特徴的で、騎士の名を冠するだけあって抗争の雰囲気はある。
    緑(紙/木):資源を捻出もしくは資源代わりになる発展カードが大半を占める。特異な数字交換も資源絡みの効果。鉄と麦に関するカードが3種類あり、都市化を加速しやすい。
    青(コイン/鉄):騎士をはじめとした盤面に干渉するカード、自分以上の勝利点全てを狙い撃つカードが主。効果にムラがある。
    黄(皮/羊):相手のリソースを奪ったり、疑似的な港を用意したりするカード。交易品の回収が容易になるのが魅力で、都市のアップグレードをしやすくなる。
  • 初手配置
    騎士の配置が最優先課題。最初の海賊で初動の都市が破壊されると非常に厳しいので、騎士力1が用意できるようにする。最初の1回は高確率で都市数と人数が一致するので、各人が保身に走って騎士力1を揃えればカタン島の勝ちとなり、海賊の勝ちは騎士力0が存在することになる。よって、騎士力1があればセーフといえる。羊、麦、鉄はマスト。
  • 都市のアップグレード
    発展カードの入手条件として都市が必須。かなりのパワーカードが揃っており、それらを入手しやすくするために都市のアップグレードが欠かせない。特に、リソースを移動させるカードは、アドバンテージ差を大きく突き放すことができるので使えば使うだけ有利になる。
    アップグレードのオプションは、木(紙)が飛びぬけて強く、次いで羊(皮)、鉄(コイン)。羊(皮)は一見地味だが、交換効率が良く、途中からアップグレードが不要な場合が出てくるので重宝する。
  • 勝利点
    自身より勝利点が上の人を狙い撃ちにするカードが多く、下手に道賞をとったり防衛点を稼ぎ続けるとそれらの的になりやすい。
  • 騎士力
    防衛の褒賞は、単独一位の勝利点か並列一位の発展カード。ゲーム終盤はともかく、序盤は発展カードの方が重要度が高いので、並列一位に首を突っ込むよりは単独一位を放置させた方が参事が起こりにくい。海賊との戦闘を行うとそれまでつぎ込んだ麦が無に帰すので、発展カードはともかく勝利点1に換算されると結構寒い。麦を潤沢に生産できるなら別だが。
    一人だけ騎士力が凹んでいるようなら、海賊に勝利させるのが楽。騎士力上位3人は麦を過剰に追加せずに済む。最下位は知らない。
    ただ、襲撃のタイミングはどうしても運任せなので、狙ったようにいかないことも多い。
    単純な騎士力の計算だけなら、弱騎士2体をアクティブにさせるより中騎士1体をアクティブにさせた方が麦を節約できる。また、道を弱騎士で埋めてしまうと、他人の騎士に追い出された時に移動先が無くなって困る。

  • 都市の下地になるのでいくつかは新たに必要なのだが、あまり重要度は高くない。村を新設して新たな資源を獲得するより、都市のアップグレードを進めて発展カードをがんがん引いた方が強い。通常カタンと違い、発展カードを引くために資源をコストにする必要がないため、発展カードも土地が生産するリソースとみなせる。

  • 通常カタンにおいて村を配置できない場所にも騎士を配置できるので、盗賊を追い出す騎士を配置するために道をおくのもあり。
    羊、木、鉄を優先する都合、道はおろそかになりがちで、最後に道賞をかすめとりやすい。
    オープンな道は消されることがあるので、できる限りこれは防ぐ。騎士で蓋するのが簡単。
    縦横無尽に走らせると他人の騎士を制圧しながら面白い動きができるのかもしれないが、このようなゲームはまだない。
  • トレード(交渉)
    大抵何かしらのアクションは取れるため、あまり必要としない。また、独占で取り返される可能性がいつまでも残るので成立しにくい。
  • 資源の優先順位
    都市化の材料である鉄(コイン)と麦の優先度が高い。ついで騎士を作る羊(皮)、交易品を生み出す木(紙)、土。