食べ残しとHP

特に物理(特殊)耐久の基準を決めず、単純に合計耐久を上げたい場合を考える。
あるポケモンの最大HPを16n+m、その時の防御をB、特防をDとする。
HPを削り16の倍数にして余った値から防御にbまわすと、HPは16n、防御はB+b、特防はD+m-b
食べ残しでx回の回復が行われたとき、HPはxn増える。
それぞれの合計耐久d_1d_2を計算すると
d_1=(16n+m+xn)(B+D)=n(16+x)(B+D)+m(B+D)
d_2=(16n+xn)(B+D+m)=n(16+x)(B+D)+mn(16+x)
d_1d_2の大小を考えると
[tex:d_1-d_2=m*1]
HP全振り状態の防御と特防の合計値と、16の倍数で止めた時のHPと食べ残しによる総回復量の合計値を比較して、前者が大きい時はHPを全振りに、後者が大きい時はHPを16の倍数にすると、合計耐久が高くなる。

特殊耐久特化クレセリアの場合
HPと特防全振り状態の防御と特防はそれぞれ141、200なので、合計値は341。
16の倍数で止めた時のHPは224。防御と特防の合計値との差は117。
食べ残しの1ターン毎の回復量は14なので、9回回復すると126となり、117を上回る。
よって、9回以上の回復が見込めるのならHPを224にした方がいい。

HP 防御 特防 防御+特防 回復数 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
224 144 200 344 合計耐久 77056 81872 86688 91504 96320 101136 105952 110768 115584 120400 125216
227 141 200 341 合計耐久 77407 82181 86955 91729 96503 101277 106051 110825 115599 120373 125147

*1:B+D)-n(16+x