ノーリミットデュエルを考える

遊vic中野店(遊戯) ‏@uvic_Yugi
「他言語版が使える」と別方面で話題を呼んだ公認大会新形式ノーリミットデュエル。 一般的には禁止カードが自由に使えるように設定されたレギュレーションです。 そこで思ったのですが、「禁止カード(一部除く)を使えながらもしっかり遊べる大会環境」というのは需要があるのでしょう・・・?
TCGではありますが、MTGには「ヴィンテージ」というほとんど全てのカードを使うことのできるフォーマット(一部制限有)が存在しており、競技環境として整備されています。 ノーリミットデュエルの場を活用していわば「遊戯王版ヴィンテージ」といった試みができたら面白いなーと思いました。
何はともあれやってみることが大事、ということで10月度の当店ノーリミットデュエル(毎週土曜19:00〜)では当店の独自リストを制定して開催しようと思います。 基本は現行のリミットレギュレーション+現行禁止カードを制限カードとして使用可能(一部除く)という形を考えています。
【完全禁止カード(モンスター)】 《ヴィクトリー・ドラゴン》 《混沌帝龍−終焉の使者−》 《処刑人−マキュラ》 《ダーク・ダイブ・ボンバー》 《D−HERO ディスクガイ》 《ファイバーポッド》 《魔導サイエンティスト》 《八汰烏》
【完全禁止カード(魔法・罠)】 《苦渋の選択》 《次元融合》 《ハーピィの羽根箒》 《早すぎた埋葬》 《現世と冥界の逆転》 《第六感》
基本的に「1枚でゲームが終わる」「過剰にアドバンテージを取れる」「完全リセット」に規制をかけてます。
逆に言えばここに書かれていない禁止カードは全て制限カード扱いとして使用できるようにします。 サイポやハンデス三種の神器、遺言状といった一見やばそうなカードを放置してるのですが、オーバーパワーで環境が回る・・・? 実戦データが得られれば月1ぐらいでリストが更新できればと思います!

真っ先に考えるのが先攻1ターンキルで、実現できそうなのは、《マスドライバー》による連続射出、引き切り系(《封印されしエクゾディア》や《マジカル・エクスプロージョン》など)。その他に、1ターンキルとは違うが、無限ライフ。

  • マスドライバー
    • 《イレカエル》が筆頭候補。《エフェクト・ヴェーラー》で止まる可能性があるものの、自身をリリースするか《鬼ガエル》の効果で場からどければ再展開を狙える。《フィッシュボーグ−ガンナー》や《生還の宝札》も利用可能。《氷結界の虎王 ドゥローレン》を使って《氷結界の龍 トリシューラ》を連打するプランもあり。
  • 引き切り
    • 新たに追加できそうなのが《強欲な壺》と《天使の施し》ぐらいしかない。暗黒界をベースに組めば《生還の宝札》も使えるか。
  • 無限ライフ
    • 《鉄の騎士 ギア・フリード》+《蝶の短剣−エルマ》+《魔法吸収》。ライフを0にすることがほぼ不可能になる。《蝶の短剣−エルマ》以外のコンボパーツがいずれも3枚使え、《蝶の短剣−エルマ》も《アームズ・ホール》に対応している。

いろいろ選択肢はあるが、問題は後攻に回った時の脆さ。《強引な番兵》、《いたずら好きな双子悪魔》、《押収》はどれも致命的で、さらに《王宮の勅命》がめくれようものなら投了レベル。