メガジュカイン

最近、しばらく考えているのがメガジュカイン
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主要な伝説のポケモンであるカイオーガレックウザにタイプ一致で弱点を付けて強そう。
強そうだが、伝説のポケモンたちはそれより強かった。
メガジュカイン(197)からメガレックウザ(180-120)への「りゅうのはどう」のダメージが158~188、ゲンシカイオーガ(175-180)への「リーフストーム」のダメージが162~192。ぎりぎり届かない。
性格補正をかけても無振りメガレックウザは乱数で「きあいのタスキ」の可能性があり、無振りゲンシカイオーガはぎりぎり倒せるがHPに振られているとだめ。そして、「こだわりスカーフ」ドーブルですら抜ける素早さを諦めるのが勿体ない。
しかし、20年の歴史を持つポケモンには、この「きあいのタスキ」と火力不足を解決する手段が用意されていた。
ひらいしん」と「ほうでん」のコンボ。
「ほうでん」を使う上でネックとなるゲンシグラードンに対しても、「ひらいしん」込みの「リーフストーム」で相当のダメージ(207-110に対して196~232)を稼げる。
カイオーガレックウザに加えてグラードンにも有利を取れるスーパーポケモンが誕生した。最強か。

早速使ってみると、一瞬で問題点に気付いた。
攻撃性能と特性ばかり見ていたが、このポケモンはとても脆いのだ。
70-110-75-145-85-145:630(攻撃の上昇分が他に回っていれば……)
飛行と氷の弱点が致命的で、伝説のポケモンと殴り合う前に、たやすく対処されてしまう。さらに、グラードンカイオーガレックウザについても、こちらからは1発で倒せるかどうかのラインなのに、相手からの攻撃にはあっさり沈められる。
攻撃方向の選択に悩めるうちはまだ良くて、「おいかぜ」をされると攻撃の権利すら失い、この世の終わりみたいになる。

結局、強そうな雰囲気がするだけで実際はそうでもないという結論に落ち着いてしまった。現実は厳しい。