DMのコンボデッキでの懸念事項の一つに、コンボパーツの盾落ちがある。
特に、採用枚数を抑えているものだと問題になりやすい。
そこで、同じスロットでどういう配分にすればコンボパーツの盾落ちの確率を下げられるのかを調べる。
理論値を計算するのは面倒なので、以下の手順でシミュレーションを行う。
- 40個の要素をもつ配列ランダムに並び替え、配列の先頭から5個を抜き取ってシールドとみなす。
- シールドの中身を確認して、盾落ちによってコンボパーツが揃わなくなっていないか確認する。
- これを100万回繰り返し、揃わなくなった回数を数える。
例として、イメンループを使用。
必要パーツは以下の8枚。
《パクリオ》、《霞み妖精ジャスミン》、《天真妖精オチャッピィ》、《龍覇 イメン=ブーゴ》を4枚ずつとして、他の3種類の枚数ごとにコンボパーツが揃わなくなった回数を調べた。
盾回収は、1枚あれば全ての盾を回収できるとする。
それぞれの場合について、コンボパーツが揃わなくなった割合は以下の通り。
追加枚数 | 《S級原始 サンマッド》 | 《アクア忍者 ライヤ》 | 《蒼神龍ヴェール・バビロニア》 | 盾回収 | 割合 |
---|---|---|---|---|---|
0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 42.7% |
1 | 2 | 1 | 2 | 0 | 34.8% |
1 | 3 | 1 | 1 | 0 | 26.9% |
1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 4.6% |
2 | 2 | 2 | 2 | 0 | 25.9% |
2 | 4 | 1 | 1 | 0 | 24.1% |
2 | 3 | 1 | 2 | 0 | 17.1% |
2 | 2 | 1 | 2 | 1 | 3.6% |
2 | 3 | 1 | 1 | 1 | 2.7% |
3 | 3 | 2 | 2 | 0 | 6.1% |
3 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2.6% |
3 | 3 | 1 | 2 | 1 | 1.7% |
4 | 3 | 2 | 2 | 1 | 0.5% |
盾回収カード1枚を追加するのは、3種類を1枚ずつ追加するより効果が大きい。
コンボパーツ内なら《S級原始 サンマッド》の効果が最も大きい。《S級原始 サンマッド》を1枚追加すると、《アクア忍者 ライヤ》と《蒼神龍ヴェール・バビロニア》を1枚ずつ追加した時と同程度の効果になる。
つまり、単純にコンボパーツが盾落ちする確率を下げるなら、盾回収カード、2枚必要なカード、1枚必要なカードの順で優先度が高いと考えられる。