ボルコン杯レギュレーション - 中野ボルコン杯
上記のルール用デッキの話。
はじめに
なぜこんな超マイナールールに手を付けてしまったのか。
デュエ祭のおまけとして開催されている特殊ルール(10枚改造戦やブロック構築など)でも毎回デッキを考えているので、つまりそういうことだろう。デッキを考えるのは面白い。
デッキリスト内の40種類のカードに逐一説明を書いても仕方ないので、設計思想だけ書いていく。
概要
リンク先にある長文を読めばわかる通り、通常の殿堂レギュレーション以外にも禁止カードが多数存在し、構築の制約が多い。
低マナ域のクリーチャーの枚数が制限され、召喚酔いに影響されないクリーチャーも制限がかかっているため、安定したビートダウンを行うのは難しい。また、呪文に干渉するカードが軒並み禁止されており、呪文を使うリスクが少ない。
よって、このルールでデッキを組むと、除去コントロールになることが多い。
”ボル”コンというのは名前だけで、大抵の場合ボルメテウスは2枚(《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》と《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》)のみ。シールド焼却で詰めていくことは少ない。
ハイランダーでどんな相手にも対応できるなどとと謳う必要は全くなく、このルールで組まれたデッキを倒すことに集中すれば良い。
構築するときに気を付けること
ハイランダー構築なので決まった動きはないのだが、いくつか分かりやすい負けパターンが存在する。
- 最序盤のシステムクリーチャーを除去できず、アドバンテージを突き放される。軽量で汎用性が高いものだと、《精神を刻む者、ジェイス》、《バキューム・クロウラー》、《雷鳴の守護者ミスト・リエス》、《No Data》など。
- 早期の《悪魔龍 ダークマスターズ》/《ロスト・ソウル》でリソースをほとんど失う。
- 《光神龍スペル・デル・フィン》/《偽りの王 ナンバーナイン》で手詰まりになる。
これらを回避しやすくするように構築するのが最低条件。
>システムクリーチャー
最速着地を返せるように軽量除去を入れる。
>《悪魔龍 ダークマスターズ》/《ロスト・ソウル》
手札以外の場所にリソースを用意する。
《墓守の鐘 ベルリン》を場に出す。
大量の手札を用意して3枚抜かれても問題ないようにする(《悪魔龍 ダークマスターズ》のみ)。
>《光神龍スペル・デル・フィン》/《偽りの王 ナンバーナイン》
除去効果を持つクリーチャーを入れる。
呪文を減らす。
デッキ構築
まず、先述の条件を満たすためにデッキコンセプトを3つ設定した。
- 相手のシステムクリーチャーを即座に除去するために、除去を大量に入れる。
- 置き物のアドバンテージエンジンで、ハンデスに耐性を付ける。
- 呪文を切り詰めて、クリーチャー主体にする。
さらに発展させて、2つ追加。
- バトルゾーン以外に墓地からもアドバンテージを獲得できるように、《黒神龍グールジェネレイド》と《リュウセイ・イン・ザ・ダーク》を入れる(ドラゴンをベースにする)。
- 《光神龍スペル・デル・フィン》/《偽りの王 ナンバーナイン》のために呪文を削っているのだから、同じ理論で《墓守の鐘 ベルリン》のためにハンデスも削る。
あとは、コンセプトに沿ったカードを詰め込んで完成。
5/15に使用したデッキ
1 x デモニック・プロテクター 1 x 時の玉 ミラク 1 x 墓守の鐘 ベルリン 1 x コダマダンス・チャージャー 1 x 魂と記憶の盾 1 x アクア鏡師 パワードミラー 1 x 白鬼ギャラガ 1 x 爆鏡 ヒビキ 1 x リップ・ウォッピー 1 x ブレイン・チャージャー 1 x リバース・チャージャー 1 x リボーン・EVOチャージャー 1 x フリーズ・チャージャー 1 x 暗黒鎧 ヴェイダー 1 x 斬撃虫ブレードワーム 1 x インフェルノ・サイン 1 x 龍神ヘヴィ 1 x 雷鳴の守護者ミスト・リエス 1 x 未来の玉 ダンテ 1 x 蒼神龍ヴェール・バビロニア 1 x モエル 鬼スナイパー 1 x 龍素記号Bg ニュートン専用パンツァー 1 x 龍素記号 d2 リャンペーコ 1 x 爆竜 バトラッシュ・ナックル 1 x 地獄門デス・ゲート 1 x 黒神龍グールジェネレイド 1 x 神滅恐皇グールギヌス 1 x 邪眼皇ロマノフI世 1 x 魔龍バベルギヌス 1 x 魔天聖邪ビッグディアウト 1 x 悪魔龍 ダークマスターズ 1 x 究極生命体 Z 1 x 未知なる弾丸 リュウセイ 1 x 大聖堂 ベルファーレ 1 x 革命魔王 キラー・ザ・キル 1 x リュウセイ・イン・ザ・ダーク 1 x 永遠の悪魔龍 デッド・リュウセイ 1 x ボルメテウス・ブラック・ドラゴン 1 x サイバー・W・スパイラル 1 x ボルメテウス・サファイア・ドラゴン
クリーチャーは、除去効果持ち、システムクリーチャー、カードアドバンテージに直結するカードを優先。
呪文は、カードパワーの高い3枚と後半でも腐りにくい効果を持つチャージャーを5枚。
5ターン目までにシステムクリーチャー1体とチャージャー1回を使い、6ターン目(7マナ)以降は大型クリーチャーを連打するのが理想的な動き。