初動と初動を探すカードを組み合わせた確率

ジョジョジョ・ジョーカーズ》と《ヤッタレマン》、《トレジャー・マップ》と《桜風妖精ステップル》、《終断α ドルーター》と3コストチャージャーのような、Xコストの初動をX-1コストのカードを使って探せる場合に、Xターン目に初動を使える確率を考える。
MtGでは、デッキの上からN枚見て特定のカードを手札に加える効果をカード濾過(Card filtering)と言うらしい。)

Xターン目で初動を使うには、X-1ターン目で次のいずれかを満たせばよい。

  1. 「手札に初動がある」
  2. 「手札に初動も探すカードもない」かつ「山札の上から1枚に初動がある」
  3. 「手札に初動はないが探すカードがある」かつ「山札の上から(探すカードで確認できる枚数+1)枚に初動がある」

デッキ総数をD、初動の枚数をS、探すカードの枚数をF、探すカードで確認できる枚数をN、X-1ターン目までに引いたカードの枚数(初期手札を含む)をHとすると、それぞれの確率は次のように表せる。
1の確率P_1
P_1=1-\frac{{}_{D-S} C_H}{{}_{D} C_H}
2の確率P_2
P_2=\frac{{}_{D-S-F} C_H}{{}_D C_H}\frac{S}{D-H}
3の確率P_3
P_3=\frac{{}_{D-S} C_H-{}_{D-S-F} C_H}{{}_D C_H}(1-\frac{{}_{D-H-S} C_{N+1}}{{}_{D-H} C_{N+1}})
これらを合計すると、目的の確率を求められる。

自分で計算したくない人向けExcelファイル
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