『好敵獣の共鳴』のプレビューカードの感想 6

ゴジラ(2002)


高等級の交戦カードを固めて引いたときのリカバリーとして非常に優秀。
捨て札のビオランテを参照する《ビオランテ植獣形態》との相性も良い。

ゴジラ(2002)、ゴジラ(2003)、ゴジラ(2003)




青単で使えるルーターは《オルガ》、《バラン》、《バトラ成虫》*1、《デストロイア飛翔体》、《デストロイア完全体》*2。あとは、使えるカードかは議論が分かれるところだが《迎撃作戦》。進化軸のデッキだと誘発の機会は多い。
ターンの制約がなく、相手のハンデスへのカウンターとしても機能する。怒りを条件にしている《スペースビーム》、《ゴジラ(2016) 第3形態》*3、《ゴジラ(2023)》*4に加え、出現時にハンデスをする怪獣カードは多い。《千年龍王キングギドラ》も、ハンデスのモードを使うときはおおよそ先に怒りを得る。捨てる分を撃退力5000相当に換算でき、ハンデス受けても返しに撃退しやすい。
等級2と3はともかく等級4の脅威度が低いのは気になるところで、自分の怒りを増やす効果があるとはいえこれ1本で戦うのは心許ない。《ヤシオリ作戦 -無人在来線爆弾-》、《ゴジラメカゴジラ》が絡めばほぼ確実に撃退される。

ゴジラ(2002)


《バトラ成虫》*5、《バラン》の相互互換。この類のルーターは同名カードが被りやすいが、なまじ撃退力が高くて連続使用のために上書きするのはやや勿体なさがある。逆に言えば、効果を無視しても最低限の撃退力を持っているという長所でもある。
ゴジラなので、《ちびゴジラ》で捨て札をため込みたいデッキとは相性が良い。

3式機龍


キングシーサー(1974)》や《ラドン(2004)》を考えれば、等級6で常時8000はかなり優秀。デメリットの隣接破壊は、エリアを気を付ければ被害を2か所以下に抑えられるのでさほど大きなデメリットではない。し、そもそも怒りを減らすカードとの併用ならデメリット無し。
相手の怪獣に共鳴して暴走するというデザインが、映画を踏襲していて素晴らしい。グッドデザイン賞候補。

ゴジラの骨


軽減効果のない純然たる等級8で、まず使うのが難しい。そして、使用するのに労力が必要なわりに効果が地味。キーカードにアクセスするのが目的なら、ずっと手札で抱えないといけないこれより《バラン》でも入れた方がよほど役に立つ。エリア8まで前進するならハンデスなり除去なりをしてほしいのだが……
捨て札の怪獣カードを参照するカードで共存可能なのは、多色カードを考慮しても《ゴジラメカゴジラ》程度。現状だと手札を圧迫し続けるこのカードを入れる理由はなく、素直に怪獣カードを入れた方が良い。8枚分になってくれればよかったのに。
ヤシオリ作戦 -無人在来線爆弾-》と《ゴジラメカゴジラ》の両方から参照できる点も、双方の効果が被っていてあまりうまみがない。今後のカードに期待。

ゴジラ(2021)


ゴジラ(1954)》*6よりさらに発動条件が厳しく、何らかの前進サポートがなければエリア6以降で1ターン耐える必要がある。採用率の高い《ヘドラ(2021)》と《デストロイア完全体》を取りこぼすのもいただけない。一応、取りこぼす分の補填として(?)怒り3つを得られるので、差し引きプラスの場合もある。(私は怒りを信用するな教に加入しているので、怒りを増やす効果の評価が低い。)
以上のように気になる点はいくつかあるが、それでも強力な効果であることには間違いない。怪獣カードの枚数が欲しいデッキではおおよそ採用されそう。
エリア4→6のタイミングで《決着》で流して1ターン耐え、次のターンに覚醒8を使うとほぼ取りこぼしがなくて綺麗。
組み合わせる怪獣カードは、等級4なら《ゴジラ(2023)》*7、等級3なら《ゴジラ(1954)》*8+《ゴジラ(2023)》*9などが有力候補。

*1:BP01-055

*2:BP02-037

*3:BP02-005

*4:SD01-004

*5:BP01-055

*6:BP01-004

*7:SD01-004

*8:BP01-003

*9:BP02-009