RevFカードプールを種類別にみる

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革命ファイナルブロック構築の、カードの種類(役割)ごとの分析。

  • クリーチャー
    • 1マナは《雪精 キタサ・カンバY》(攻撃不可)と《凶戦士ブレイズ・クロー》のみ。
    • 一撃奪取は自然以外に存在し、かわりに自然には《フェアリー・ライフ》がある。
    • 進化クリーチャーが存在しない。《ダイヤモンド・ソード》もないため、召喚酔いを無視できるのは火のみ。《チキチキ・JET・サーキット》を使えば、全ての文明にスピードアタッカーを付与できる。
    • 革命チェンジ(文明指定)は最大パワー5000、ただし《漢の2号 ボスカツ》はバトル時+2000。革命チェンジ(文明ドラゴン指定)は最大パワー9000(《DX ブリキング》)。
    • 《蒼き団長 ドギラゴン剣》に単体で勝てるブロッカーは《金色目 ポラリス》のみ。《蒼き団長 ドギラゴン剣》で出せるクリーチャーにブロッカー除去持ちが存在する。
    • クリーチャーをバトルゾーンに出すことに干渉できるカードは《百族の長 プチョヘンザ》。
    • 恒久的にアドバンテージを発生し続けるシステムクリーチャーが少ない。
    • 最大パワーは《金色目 ポラリス》の18500。その次は《メガ・ドラゲナイ・ドラゴン》の15000。
  • 呪文
    • チャージャーは友好色の5種類と《ネクスト・チャージャー》、《ボーン・おどり・チャージャー》。
    • 多くがS・トリガーで、積極的にコストを支払って唱えたいカードは少ない。
    • 革命0トリガーは《龍帝の紋章》と《獅子王の紋章》。水と闇のクリーチャーを参照するものは存在しない。
    • 呪文を唱えることに干渉できるカードは《タイム3 シド》、《音精 ラフルル》。
  • 除去
    • 2マナ以下の除去は《死亡遊戯》と《爆流剣術 炎熱の技》、《バグ丸くん》で、パワー2001以上に触る手段がない。先攻2ターン目の革命チェンジへの対抗手段はS・トリガーもしくは革命チェンジからの殴り返し程度。
      3マナになると《束縛の守護者ユッパール》のフリーズ、《レスキュー・タイム》のバウンス、《襲撃者ディス・ドライブ》の殴り返しで大型に触れる。
      4マナに確定除去の《スーパー獄門スマッシュ》と《トラップ・チャージャー》、《地獄の門番 デスモーリー》がある。
    • 同時に相手の複数枚に触れる除去は、《アクア・ナルトサーファー》、《虹色の精霊龍 ホワイトクライ》、《暗黒鎧 ササンジ》、《英雄奥義 バーニング銀河》、《火焔タイガーグレンオー》、《禁断 V キザム》、《百族の長 プチョヘンザ》。不確定で《秘革の求答士 クエスチョン》。
    • カード指定の除去は《英雄奥義 バーニング銀河》と《メガ・ドラゲナイ・ドラゴン》。
    • シールドへの除去がなく、光のみでは直接除去を行うことができない。
  • S・トリガー
    • 使うことがありそうなものは以下の通り。
      《ヘブンズ・フォース》、《ドラゴンズ・サイン》、《ヘブンズ・ゲート》、《DNA・スパーク》、《マスター・スパーク》、《音階の精霊龍 コルティオール》
      《青寂の精霊龍 カーネル》、《反撃のサイレント・スパーク》
      《終末の時計 ザ・クロック》、《レスキュー・タイム》、《アクア・サーファー》、《知識機装ジブシー・エナジー》
      《ゴースト・タッチ》、《デーモン・ハンド》、《地獄門デス・ゲート》、《暗黒鎧 ササンジ》
      《禁断 R タガイニ》、《禁断 V キザム》
      《火焔タイガーグレンオー》、《熱血龍 バトクロス・バトル》、《イフリート・ハンド》、《リベレーション・オブ・ジ・エンド》
      《フェアリー・ライフ》、《クレイジー・マンドレイカー》、《族長の霊弓》、《雪鳥目 ペンタゴン》、《ナチュラル・トラップ》
      《蝙蝠の面 トーブ》、《金色目 ポラリス
    • S・トリガーに直接干渉できるカードは《音精 ラフルル》、《天革の騎皇士 ミラクルスター》。それ以外に、除去耐性でS・トリガーをかわせるカードがある。
  • 墓地回収、マナ回収
    • 墓地からの回収はクリーチャー、呪文、D2フィールドそれぞれ対応カードがある。
      マナからの回収は多色と呪文のみ可能。
  • ハンデス
    • ランダムハンデスは《ゴースト・タッチ》と《ブレイン・タッチ》。他は全て相手に選択権がある。単一の効果での最大値は2枚で、闇と火の両方が必要。
    • マッドネスは《永遠のエメラルド・リュウセイ》のみ。

Dの禁断 ドキンダムエリアと墓地利用

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《Dの禁断 ドキンダムエリア》のDスイッチを利用すると封印を6枚まで墓地における。《禁断~封印されしX~》で予め封印を6枚用意しておくと、墓地が6枚増える。
よって、《暴走龍 5000GT》と《百万超邪 クロスファイア》のような墓地を参照するカードと相性がいい。
《Dの禁断 ドキンダムエリア》を5マナで展開、次のターンにDスイッチでクリーチャーを6枚墓地に落とせれば、6マナと6軽減で《暴走龍 5000GT》、G・ゼロで《百万超邪 クロスファイア》、禁断解放された《伝説の禁断 ドキンダムX》で致死打点が揃う。

そう思ってデッキを組んでしばらく使ってみたものの、実際はそんなに簡単ではなかった。
確かに、先述の流れが決まればワンショットで相手を倒せることもある。相手の盤面をリセットできるスピードアタッカーのT・ブレイカーが弱いわけはない。問題は、禁断解放を行った後である。長期戦になると《Dの禁断 ドキンダムエリア》のもう1つの効果が足を引っ張る。
まず、標準的な墓地利用デッキでは封印を墓地に置く手段が乏しい。メインアタッカーの《暴走龍 5000GT》や《百万超邪 クロスファイア》に加えて、脇を固める《白骨の守護者ホネンビー》、《埋葬の守護者ドルル・フィン》などもコマンドではない。せいぜい《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》程度。
そして、破壊を封印へと置換する効果が墓地回収と相性が悪い。《暴走龍 5000GT》を破壊された返しに《白骨の守護者ホネンビー》で拾って再展開、なんていうことはできない。
つまり、封印されたカードを戦線復帰させるのが非常に面倒くさい。Dスイッチを再び使用すれば(2枚目の《Dの禁断 ドキンダムエリア》があれば)解決できるとはいえ、2回使うのは容易ではない。
それとは別に、山札の消費が激しいという問題もある。《禁断~封印されしX~》関連で7枚削られた状態から、除去を受けるたび《Dの禁断 ドキンダムエリア》の効果で山札が減る。《Dの禁断 ドキンダムエリア》以外にも山札を削るカードが多く入っているので、少しぐだると山札切れは目前。封印に使用されているカードは墓地を増やすわけではなく、無意味に山札を削っているのもマイナス。

この不協和音をどうにかできないかいろいろ考えてみたが、現在のカードプール(と私の技術力)では厳しかった。

「自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにそのクリーチャーに封印を付ける。」が、「自分の《伝説の禁断 ドキンダムX》が」か「封印を付けてもよい。」なら……

最後に使ったリスト

1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
4 x 学校男
1 x 光牙忍ハヤブサマル
4 x 埋葬の守護者ドルル・フィン
4 x 白骨の守護者ホネンビー
4 x ウソと盗みのエンターテイナー
4 x Dの禁断 ドキンダムエリア
2 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
4 x 凶殺皇 デス・ハンズ
4 x 百万超邪 クロスファイア
4 x デビル・ハンド
4 x 暴走龍 5000GT

水闇火ドギラゴン剣

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ひとまず触っておきたくて組んだ《蒼き団長 ドギラゴン剣》のデッキ。
革命チェンジの起点にするカードの中で、特に強い(と思っている)《超次元リバイヴ・ホール》と《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》を軸に構築した。
1枚でコンボパーツのうち2つを用意できるため、ハンデスに対して強い。さらに、後者はクリーチャーなので革命チェンジと相性がいい。
S・トリガーが強いヘブンズ・ゲート、マーシャル・クロウラーに対抗できる《奇天烈 シャッフ》を追加して水闇火の3色構成。きちんと検証していないので、効果のほどはよく分からない。あまり勝率が改善しないのなら割り切り。

1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
2 x 勇愛の天秤
4 x ボーンおどり・チャージャー
4 x リロード・チャージャー
4 x 終末の時計 ザ・クロック
1 x 光牙忍ハヤブサマル
4 x 奇天烈 シャッフ
4 x 超次元リバイヴ・ホール
4 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
4 x 超次元ムシャ・ホール
4 x 勝利のアパッチ・ウララー
4 x 蒼き団長 ドギラゴン剣

1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉/弩級合身!ジェット・カスケード・アタック
1 x 時空の凶兵ブラック・ガンヴィート/凶刃の覚醒者ダークネス・ガンヴィート
2 x 時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード
1 x 紅蓮の怒 鬼流院 刃/バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ

動きは単純で、3ターン目にチャージャーを使い、4ターン目に《蒼き団長 ドギラゴン剣》を走らせるだけ。
手札補充なしで大量の多色を扱うデッキなので、2マナ、3マナ、4マナ……と細かく動きにくい。単色を連続で埋めるだけなら多色16枚でも十分可能だが、実際はキープしたいカードとの兼ね合いがある。また、カードを使用して手札が減れば、その分単色カードが減っていく。

  • 3マナ
    • 最速ルートに必須であるチャージャーを2種8枚。
      《超次元リバイヴ・ホール》、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》があれば他のコンボパーツは墓地でも問題ないため、掘れる枚数が多い《ボーンおどり・チャージャー》の方が優秀。
  • 4マナ
    • オプションパーツの《奇天烈 シャッフ》のみ。
  • 5マナ
    • 軸である《超次元リバイヴ・ホール》と《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》を4枚。
      システムクリーチャーを除去できる《超次元ムシャ・ホール》も、使えるかどうかでゲームが決まるため4枚。
  • コンボパーツ
    • 《蒼き団長 ドギラゴン剣》と《勝利のアパッチ・ウララー》のどちらも4枚。特に、《蒼き団長 ドギラゴン剣》は無いとゲームにならない。
  • 防御
    • 《奇天烈 シャッフ》のためのマナを生み出せる《終末の時計 ザ・クロック》と、暇な時に墓地回収で拾える《光牙忍ハヤブサマル》。
  • その他
    • 《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》
      デッキを39枚で構築でき、置いておくだけで《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》の選択肢が増えるため、コンボ成立の可能性が若干あがる。一度《蒼き団長 ドギラゴン剣》を走らせるだけで最大3枚の封印を剥がせて、禁断解放による駄目押しもわりと現実的。
    • 《勇愛の天秤》
      枠が2枚余ったので入れた。手札の多色(特に《蒼き団長 ドギラゴン剣》)を処理したり、チャージャーを引き込んだり、軽量システムクリーチャーを除去したりと汎用性は高い。

光水闇ウェディング・ゲート

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《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》の登場により、大幅に強化された《偽りの星夜スター・イン・ザ・ラブ》のデッキ。Dの楽園のDは、dark angelのDだった。
今までは、《偽りの星夜スター・イン・ザ・ラブ》の効果を使用すると味方のクリーチャーもシールドも全て墓地に叩き込まれていた。
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しかし、《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》を展開してエスケープを付与すれば、味方のクリーチャーを守れる上に、その分だけシールドを手札に加えられる。
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さらに、Dスイッチを使用すれば、失ったシールドを回復できる。
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《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》のDスイッチは、《偽りの星夜スター・イン・ザ・ラブ》のアフターケアだけでなく、手札の《ウェディング・ゲート》を仕込む手段としても使える。

1 x 光牙忍ハヤブサマル
4 x エナジー・ライト
1 x 魂と記憶の盾
3 x プロテクション・サークル
4 x サイバー・ブック
4 x 奇天烈 シャッフ
2 x 龍素記号 Xf クローチェ・フオーコ
4 x Dの楽園 サイケデリック・ガーデン
4 x 龍覇 エバーローズ
4 x ウェディング・ゲート
1 x 魔天降臨
4 x 偽りの星夜 オレオレ・ダークネス
4 x 偽りの星夜スター・イン・ザ・ラブ

2 x 百獣槍 ジャベレオン/百獣聖堂 レオサイユ/頂天聖 レオザワルド
1 x 不滅槍 パーフェクト/天命王 エバーラスト
2 x 龍魂教会 ホワイティ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 悪夢卍 ミガワリ/忍者屋敷 カラクリガエシ/絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ
1 x 無敵剣 プロト・ギガハート/最強龍 オウギンガ・ゼロ
1 x 浮遊する賛美歌 ゾディアック/賛美の精霊龍 ハレルヤ・ゾディア

《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》と《偽りの星夜スター・イン・ザ・ラブ》でシールドを0にして《頂天聖 レオザワルド》への龍解を目指す。
クリーチャーを並べるデッキには《偽りの星夜スター・イン・ザ・ラブ》の全体除去、呪文を主体としたデッキには《奇天烈 シャッフ》で対応する。
《奇天烈 シャッフ》は、《偽りの星夜 オレオレ・ダークネス》の効果でカウントされ、《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》があれば攻撃のリスクが減る。また、最終的にはシールドをブレイクして勝つデッキなので、詰めの局面で保険としても使える。
《不滅槍 パーフェクト/天命王 エバーラスト》が与える耐性と《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》のエスケープを合わせると、全ての除去に耐性を持てる。オーバーキル気味だが、《頂天聖 レオザワルド》の隣に《天命王 エバーラスト》を添えると、シールドが1枚以上になっても《頂天聖 レオザワルド》を除去されなくなる。

デッキ構造はヘブンズ・ゲートに近く、弱点もほぼ同じ。
このデッキのフィニッシャーである《頂天聖 レオザワルド》が、最近は封印で簡単に沈むようになってしまって悲しい。