Dの禁断 ドキンダムエリアと墓地利用

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《Dの禁断 ドキンダムエリア》のDスイッチを利用すると封印を6枚まで墓地における。《禁断~封印されしX~》で予め封印を6枚用意しておくと、墓地が6枚増える。
よって、《暴走龍 5000GT》と《百万超邪 クロスファイア》のような墓地を参照するカードと相性がいい。
《Dの禁断 ドキンダムエリア》を5マナで展開、次のターンにDスイッチでクリーチャーを6枚墓地に落とせれば、6マナと6軽減で《暴走龍 5000GT》、G・ゼロで《百万超邪 クロスファイア》、禁断解放された《伝説の禁断 ドキンダムX》で致死打点が揃う。

そう思ってデッキを組んでしばらく使ってみたものの、実際はそんなに簡単ではなかった。
確かに、先述の流れが決まればワンショットで相手を倒せることもある。相手の盤面をリセットできるスピードアタッカーのT・ブレイカーが弱いわけはない。問題は、禁断解放を行った後である。長期戦になると《Dの禁断 ドキンダムエリア》のもう1つの効果が足を引っ張る。
まず、標準的な墓地利用デッキでは封印を墓地に置く手段が乏しい。メインアタッカーの《暴走龍 5000GT》や《百万超邪 クロスファイア》に加えて、脇を固める《白骨の守護者ホネンビー》、《埋葬の守護者ドルル・フィン》などもコマンドではない。せいぜい《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》程度。
そして、破壊を封印へと置換する効果が墓地回収と相性が悪い。《暴走龍 5000GT》を破壊された返しに《白骨の守護者ホネンビー》で拾って再展開、なんていうことはできない。
つまり、封印されたカードを戦線復帰させるのが非常に面倒くさい。Dスイッチを再び使用すれば(2枚目の《Dの禁断 ドキンダムエリア》があれば)解決できるとはいえ、2回使うのは容易ではない。
それとは別に、山札の消費が激しいという問題もある。《禁断~封印されしX~》関連で7枚削られた状態から、除去を受けるたび《Dの禁断 ドキンダムエリア》の効果で山札が減る。《Dの禁断 ドキンダムエリア》以外にも山札を削るカードが多く入っているので、少しぐだると山札切れは目前。封印に使用されているカードは墓地を増やすわけではなく、無意味に山札を削っているのもマイナス。

この不協和音をどうにかできないかいろいろ考えてみたが、現在のカードプール(と私の技術力)では厳しかった。

「自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにそのクリーチャーに封印を付ける。」が、「自分の《伝説の禁断 ドキンダムX》が」か「封印を付けてもよい。」なら……

最後に使ったリスト

1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
4 x 学校男
1 x 光牙忍ハヤブサマル
4 x 埋葬の守護者ドルル・フィン
4 x 白骨の守護者ホネンビー
4 x ウソと盗みのエンターテイナー
4 x Dの禁断 ドキンダムエリア
2 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
4 x 凶殺皇 デス・ハンズ
4 x 百万超邪 クロスファイア
4 x デビル・ハンド
4 x 暴走龍 5000GT

水闇火ドギラゴン剣

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ひとまず触っておきたくて組んだ《蒼き団長 ドギラゴン剣》のデッキ。
革命チェンジの起点にするカードの中で、特に強い(と思っている)《超次元リバイヴ・ホール》と《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》を軸に構築した。
1枚でコンボパーツのうち2つを用意できるため、ハンデスに対して強い。さらに、後者はクリーチャーなので革命チェンジと相性がいい。
S・トリガーが強いヘブンズ・ゲート、マーシャル・クロウラーに対抗できる《奇天烈 シャッフ》を追加して水闇火の3色構成。きちんと検証していないので、効果のほどはよく分からない。あまり勝率が改善しないのなら割り切り。

1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
2 x 勇愛の天秤
4 x ボーンおどり・チャージャー
4 x リロード・チャージャー
4 x 終末の時計 ザ・クロック
1 x 光牙忍ハヤブサマル
4 x 奇天烈 シャッフ
4 x 超次元リバイヴ・ホール
4 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
4 x 超次元ムシャ・ホール
4 x 勝利のアパッチ・ウララー
4 x 蒼き団長 ドギラゴン剣

1 x 勝利のプリンプリン/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉/弩級合身!ジェット・カスケード・アタック
1 x 時空の凶兵ブラック・ガンヴィート/凶刃の覚醒者ダークネス・ガンヴィート
2 x 時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード
1 x 紅蓮の怒 鬼流院 刃/バンカラ大親分 メンチ斬ルゾウ

動きは単純で、3ターン目にチャージャーを使い、4ターン目に《蒼き団長 ドギラゴン剣》を走らせるだけ。
手札補充なしで大量の多色を扱うデッキなので、2マナ、3マナ、4マナ……と細かく動きにくい。単色を連続で埋めるだけなら多色16枚でも十分可能だが、実際はキープしたいカードとの兼ね合いがある。また、カードを使用して手札が減れば、その分単色カードが減っていく。

  • 3マナ
    • 最速ルートに必須であるチャージャーを2種8枚。
      《超次元リバイヴ・ホール》、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》があれば他のコンボパーツは墓地でも問題ないため、掘れる枚数が多い《ボーンおどり・チャージャー》の方が優秀。
  • 4マナ
    • オプションパーツの《奇天烈 シャッフ》のみ。
  • 5マナ
    • 軸である《超次元リバイヴ・ホール》と《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》を4枚。
      システムクリーチャーを除去できる《超次元ムシャ・ホール》も、使えるかどうかでゲームが決まるため4枚。
  • コンボパーツ
    • 《蒼き団長 ドギラゴン剣》と《勝利のアパッチ・ウララー》のどちらも4枚。特に、《蒼き団長 ドギラゴン剣》は無いとゲームにならない。
  • 防御
    • 《奇天烈 シャッフ》のためのマナを生み出せる《終末の時計 ザ・クロック》と、暇な時に墓地回収で拾える《光牙忍ハヤブサマル》。
  • その他
    • 《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》
      デッキを39枚で構築でき、置いておくだけで《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》の選択肢が増えるため、コンボ成立の可能性が若干あがる。一度《蒼き団長 ドギラゴン剣》を走らせるだけで最大3枚の封印を剥がせて、禁断解放による駄目押しもわりと現実的。
    • 《勇愛の天秤》
      枠が2枚余ったので入れた。手札の多色(特に《蒼き団長 ドギラゴン剣》)を処理したり、チャージャーを引き込んだり、軽量システムクリーチャーを除去したりと汎用性は高い。

光水闇ウェディング・ゲート

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《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》の登場により、大幅に強化された《偽りの星夜スター・イン・ザ・ラブ》のデッキ。Dの楽園のDは、dark angelのDだった。
今までは、《偽りの星夜スター・イン・ザ・ラブ》の効果を使用すると味方のクリーチャーもシールドも全て墓地に叩き込まれていた。
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しかし、《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》を展開してエスケープを付与すれば、味方のクリーチャーを守れる上に、その分だけシールドを手札に加えられる。
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さらに、Dスイッチを使用すれば、失ったシールドを回復できる。
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《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》のDスイッチは、《偽りの星夜スター・イン・ザ・ラブ》のアフターケアだけでなく、手札の《ウェディング・ゲート》を仕込む手段としても使える。

1 x 光牙忍ハヤブサマル
4 x エナジー・ライト
1 x 魂と記憶の盾
3 x プロテクション・サークル
4 x サイバー・ブック
4 x 奇天烈 シャッフ
2 x 龍素記号 Xf クローチェ・フオーコ
4 x Dの楽園 サイケデリック・ガーデン
4 x 龍覇 エバーローズ
4 x ウェディング・ゲート
1 x 魔天降臨
4 x 偽りの星夜 オレオレ・ダークネス
4 x 偽りの星夜スター・イン・ザ・ラブ

2 x 百獣槍 ジャベレオン/百獣聖堂 レオサイユ/頂天聖 レオザワルド
1 x 不滅槍 パーフェクト/天命王 エバーラスト
2 x 龍魂教会 ホワイティ/極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド
1 x 悪夢卍 ミガワリ/忍者屋敷 カラクリガエシ/絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ
1 x 無敵剣 プロト・ギガハート/最強龍 オウギンガ・ゼロ
1 x 浮遊する賛美歌 ゾディアック/賛美の精霊龍 ハレルヤ・ゾディア

《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》と《偽りの星夜スター・イン・ザ・ラブ》でシールドを0にして《頂天聖 レオザワルド》への龍解を目指す。
クリーチャーを並べるデッキには《偽りの星夜スター・イン・ザ・ラブ》の全体除去、呪文を主体としたデッキには《奇天烈 シャッフ》で対応する。
《奇天烈 シャッフ》は、《偽りの星夜 オレオレ・ダークネス》の効果でカウントされ、《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》があれば攻撃のリスクが減る。また、最終的にはシールドをブレイクして勝つデッキなので、詰めの局面で保険としても使える。
《不滅槍 パーフェクト/天命王 エバーラスト》が与える耐性と《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》のエスケープを合わせると、全ての除去に耐性を持てる。オーバーキル気味だが、《頂天聖 レオザワルド》の隣に《天命王 エバーラスト》を添えると、シールドが1枚以上になっても《頂天聖 レオザワルド》を除去されなくなる。

デッキ構造はヘブンズ・ゲートに近く、弱点もほぼ同じ。
このデッキのフィニッシャーである《頂天聖 レオザワルド》が、最近は封印で簡単に沈むようになってしまって悲しい。

闇火レッドゾーン

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《轟音 ザ・ブラック V》に続き、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》が追加されて、闇火のスピードアタッカーかつコマンド持ちが2種類使えるようになったのでお試し。
火単の基本形をそのまま引き継いだような構造にした。

1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
4 x 一撃奪取 トップギア
4 x 停滞の影タイム・トリッパー
4 x 轟速 ザ・ゼット
3 x 轟速 ザ・レッド
3 x 轟音 ザ・ブラック V
4 x 超音速 ターボ3
4 x 絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート
1 x インフェルノ・サイン
4 x 轟く侵略 レッドゾーン
4 x 熱き侵略 レッドゾーンZ
4 x 地獄門デス・ゲート

《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》の効果は《超次元リバイヴ・ホール》に近いが、こちらの利点はクリーチャーであること。そのため、《一撃奪取 トップギア》の恩恵を受けられる。また、先に《禁断~封印されしX~》の封印を外して自身の効果で墓地を1枚増やしてから回収するため、《超次元リバイヴ・ホール》より選択肢が増える。

  • 2、3マナ
    • 1ターン差を付けられるカードを8枚使えるのが闇を追加する利点。《停滞の影タイム・トリッパー》を最大枚数にしても、先攻3ターン目までに8枚のいずれかを引ける確率は8割を超える程度で、やや頼りない。
      2コスト以下のクリーチャーを革命チェンジや侵略で育てるデッキに対して、《停滞の影タイム・トリッパー》が役に立たないのが不満。《一撃奪取 ブラッドレイン》……?
  • 4マナ
    • スピードアタッカーを最大12枚入れられるが、10枚で先攻3ターン目に手札に来る確率が9割になるので10枚。
      《轟音 ザ・ブラック V》と《轟速 ザ・レッド》を3枚ずつにしているのは、多色の総数の都合。
  • 5マナ
    • 構築した動機である《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》を4枚。
  • 進化クリーチャー
    • 全て強いので4枚。
  • S・トリガー
    • 余った5枠を全てS・トリガーにした。
      インフェルノ・サイン》は、素で唱えても5マナのクリーチャーとして扱えるため腐り辛く、禁断解放による防御を行える可能性がある。また、後攻《一撃奪取 トップギア》を《轟く侵略 レッドゾーン》で破壊された時に場に戻せる。
      《地獄門デス・ゲート》の強みは、除去でかつ《禁断~封印されしX~》の封印を外せる可能性があること。ただ、タップしているクリーチャー(特に《百族の長 プチョヘンザ》)に触れないのは小さくないデメリット。《百族の長 プチョヘンザ》が多いようなら、封印を外せないとはいえ《凶殺皇 デス・ハンズ》を優先した方が良さそう。
  • 多色の枚数
    • 先攻《一撃奪取トップギア》スタートで3ターン目に仕掛ける場合、許容される多色の枚数はせいぜい2枚。タップイン、《一撃奪取トップギア》、スピードアタッカーと侵略で手札に多色が残る。《轟音 ザ・ブラック V》があれば、これを出して単色が手札に残る。
      雑に計算すると、7枚引いて多色が2枚以下になる確率は、7枚で91%、8枚で86%。
      だいもんじ」は信用できないが、「りゅうせいぐん」は信用できるので、多色は7枚にした。

JETモードス 2

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新弾の発売で、あのJETモードスに新しい仲間が加わった。その名も、《禁断 U ミテトル》。JETモードスが何かについては、過去の記事を参照してほしい。
《禁断 U ミテトル》は、名前の通り山札の上をミテ、D2フィールドをトル効果を持つ。デッキの核である《チキチキ・JET・サーキット》にアクセスしやすくなるだけでなく、火文明の3コストなので《禁断 V モードス》に対応し、4コストの《チキチキ・JET・サーキット》に綺麗につながる。まさにこのデッキのために生まれてきたようなカード。見たカードが墓地に行けば100点満点だったが、そこまで求めるのは酷だろう。

4 x 一撃奪取 ブラッドレイン
4 x 勇愛の天秤
4 x 殺意の悪魔龍 マガンド
4 x 単騎連射 マグナム
4 x 禁断 U ミテトル
4 x 埋葬の守護者ドルル・フィン
4 x チキチキ・JET・サーキット
4 x 不死 デッド
4 x 禁断 V モードス
4 x S級不死 デッドゾーン

《一撃奪取 ブラッドレイン》、《不死 デッド》、《チキチキ・JET・サーキット》、《禁断 V モードス》が理想的な動き。ビートダウンに対しては、《埋葬の守護者ドルル・フィン》スタートでも十分。
《禁断 U ミテトル》、《チキチキ・JET・サーキット》の流れだと墓地に何もないため、《禁断 V モードス》に繋いでも釣るものがない。2ターン目の《勇愛の天秤》で何か切っておきたい。《禁断 U ミテトル》で1枚ブレイクしておけば、返しに破壊されても《禁断 V モードス》を《S級不死 デッドゾーン》に侵略、《勇愛の天秤》で落としたカードと《禁断 U ミテトル》を釣り上げて5打点揃うのでぴったり。

前回のリストと違って、墓地を増やす手段に《不死 ゾンビーバー》ではなく《不死 デッド》を採用している。性能自体はどちらも一長一短。

  攻撃の有無 マナカーブ 単体の強さ 落とせる枚数
《不死 デッド》 攻撃を必要としない 《チキチキ・JET・サーキット》とマナ域が被る トップした時に強い 4枚
《不死 ゾンビーバー》 侵略には攻撃が必要 行動にマナが必要ない トップした時に弱い 5枚

しかし、《禁断 U ミテトル》を入れたことで3マナ域が圧迫され、《不死 ゾンビーバー》の侵略元である闇の3マナクリーチャーを十分に入れられなくなった。
《不死 デッド》の性能とは関係ないが、《一撃奪取 ブラッドレイン》を入れることで、5マナ到達時に3マナ(1軽減)と3マナもしくは2マナと3マナの2行動がとりやすくなっている。