飛び出せチーム銀河


マナを払って凄いことをする……いかにマナを踏み倒すかを考えながら生きてきたのに、いまさらまともにマナなんて払いたくない。
自然のマナブーストを使えないどころかコスト軽減すら存在しないチーム銀河では特にそう思えた。(ギャラクシールド自体がコスト軽減だという話は置いておくとして。)
となれば、別のカードの効果でシールドに用意するしかない。とりあえず表向きで置きさえすれば、あとは勝手に無料で飛び出して行ってくれる。

おあつらえ向きのカードが去年リリースされているので、今回はそれを使って構築。

チーム銀河発射台
呪文を唱えるたびにギャラクシールド、スタンバイ!

4 x ヘブンズ・フォース
4 x ブレイン・ストーム
4 x シークレット・クロックタワー
4 x 緑知銀 ダッカル
4 x 「蒼刀の輝将」
4 x 「雷光の聖騎士」
4 x 「純愛の紅」
4 x 凄惨なる牙 パラノーマル
4 x 「光魔の鎧」
4 x 「絶対の楯騎士」

《緑知銀 ダッカル》のトリガーとする呪文に《ブレイン・ストーム》と《シークレット・クロックタワー》を採用し、山札の一番上を操作して確実にチーム銀河を仕込んでいく。
最後は《「雷光の聖騎士」》と《凄惨なる牙 パラノーマル》で反撃を封じて圧殺。

  • 《ヘブンズ・フォース》
    • キーカードである《緑知銀 ダッカル》専用。《緑知銀 ダッカル》の能力を大量に使うことがコンセプトなので、それを早期に送り出せるのは大きい。2ターン目でなくとも、4マナ以降で《ブレイン・ストーム》と即座にあわせられるようになる。
  • ブレイン・ストーム》、《シークレット・クロックタワー
    • 軽い山札操作カード。効率がいいわけではないが、序盤で《緑知銀 ダッカル》を探すためにも使える。
      ブレイン・ストーム》は2枚積み込めるのが強み。間に《「絶対の楯騎士」》を挟んでシールドをかさまししたり、3ターン目に唱えて《凄惨なる牙 パラノーマル》と《緑知銀 ダッカル》を積み込んだりと、《シークレット・クロックタワー》より使い方に幅がある。あえてカードを引かないことで、山札の消費を抑えることも可能。
  • 《凄惨なる牙 パラノーマル》
    • 大GR召喚時代を生き抜くには、これぐらいのオプションが欲しい。《凄惨なる牙 パラノーマル》を用意できないと、ただ相手のガチャを眺める役になってしまう。
      適当な軽量クリーチャーにシールドを割られることがなくなり、ギャラクシー、ゴー!の難易度が大幅に下がるという点でも噛み合っている。
      これがシールドに表向きで存在する枚数と、使用者の幸福感は比例することが知られている。
      命名ルールが、なんとなくチーム銀河っぽい。
  • ギャラクシールド持ち
    • シールドに置いたとき、もしくはシールドに存在していることでボーナスがあるカードで固めた。それだけでも《凄惨なる牙 パラノーマル》を含めて20枚で、《シークレット・クロックタワー》を唱えたときにおおよそ1枚は見える。
  • 《「光魔の鎧」》
    • 申し訳程度のS・トリガー。シールドから出たときに《凄惨なる牙 パラノーマル》が手札にあると、強烈なカウンターになり得る。

《緑知銀 ダッカル》なしでギャラクシールドを愚直に使うだけではテンポの悪さが否めず、そもそも引けなかったり即座に除去されたりすると機能不全を起こすのが欠点。

火闇ビートダウン

鬼タイム発動
今回の注目カードは、《「貪」の鬼 バクロ法師》。

《「貪」の鬼 バクロ法師》
デモニオ/鬼札王国
闇/火/4
クリーチャー
パワー5000+
■スピードアタッカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドを2つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
■〔鬼タイム〕自分と相手のシールドが合計6枚以下なら、このクリーチャーに「パワーアタッカー+7000」と「T・ブレイカー」を与える。

4マナのスピードアタッカー、T・ブレイカーかつ手札補充効果付き。4マナクリーチャーもここまで来たか……なんて思っていたが、冷静に考えると4ターン目に3打点って今は特別凄くない。

攻撃可能な1マナクリーチャー、奪取、《「貪」の鬼 バクロ法師》のルートなら、3ターン目に鬼タイムを満たしつつきれいに6打点に到達。
一応、1マナクリーチャーは《龍装者 バルチュリス》を加味すれば1回しか攻撃できなくても許容され、奪取も最大12枚とれる。
ただ、《「貪」の鬼 バクロ法師》だけはどう頑張っても4枚。似ているカードの《ゴリガン砕車 ゴルドーザ/ダイナマウス・スクラッパー》などは《一撃奪取 ブラッドレイン》から繋がらないため、《一撃奪取 ブラッドレイン》も浮きがち。
綺麗に揃っても火単と同じような動きしかできない上に、それと比較して再現性が特に高いわけではないため没になった。

おとなしく4ターン目に出すことにしたのが以下のリスト。

4 x 斬斬人形コダマンマ
4 x 福腹人形コダマンマ
3 x 花美師ハナコ
4 x 堕魔 ドゥスン
4 x 停滞の影タイム・トリッパー
4 x 超次元キル・ホール
4 x 「貪」の鬼 バクロ法師
4 x 龍装者 バルチュリス
4 x デュアルショック・ドラゴン
4 x フレイムランス・トラップ

1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX

1 x ガチンコ・ピッピー/零戦ガイアール・ゲキドラゴン
2 x 時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード
1 x 道玄坂マングース、ココ・ユユ・ドクソン/エンジョイプレイ! みんなの遊び場! GANGPARADE!
2 x STARSCREAM -ALT MODE-/STARSCREAM -BOT MODE-
2 x その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ/エンジョイプレイ! みんなの遊び場! GANGPARADE!

鬼札王国のデッキを作ろうとしたのに、鬼札王国のカードが4枚しか残らなかった。
狙うルートは、2コストクリーチャー、《停滞の影タイム・トリッパー》、《「貪」の鬼 バクロ法師》。2ターン目に1枚ブレイクしておくと、残り4枚に対して2体のクリーチャーとT・ブレイカーでぴったり。《龍装者 バルチュリス》があれば1体超過となる。
2ターン目に《デュアルショック・ドラゴン》を出せた場合は、3ターン目に攻撃せずとも1体超過。

  • 《斬斬人形コダマンマ》、《福腹人形コダマンマ》、《花美師ハナコ
    • 《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》の枠あけて11枚。
  • 《停滞の影タイム・トリッパー》
    • 4ターンキルデッキは世の中にいくらでも存在するため、1ターン貰って実質3キルにすることで差別化をはかる。
  • 《堕魔 ドゥスン》
    • 5枚目以降の《停滞の影タイム・トリッパー》。先攻2ターン目でしか強くない。
      相手の動きを1ターンずらすことが目的なので、超GRゾーンを除去と妨害に寄せて《幽影アイザック・フック》、《幽鬼ブチャカティ》、《衰罪 デ殺パイダー》辺りのオーラにしてもよさそう。小型クリーチャーを使うデッキ相手にはこちらの方が有効。
  • 《超次元キル・ホール》、《デュアルショック・ドラゴン》
    • 《「貪」の鬼 バクロ法師》を引けていないときは、この辺でどうにかして打点を作ることになる。2ターン目の《デュアルショック・ドラゴン》から《STARSCREAM -ALT MODE-》の覚醒、《龍装者 バルチュリス》まで繋がると、メインルートより速い3キルが可能。
  • 《フレイムランス・トラップ》
    • 御守り。メインプランで自分のシールドを3枚削るせいで、序盤からクリーチャーを展開するデッキを相手にするとかなり危ない。S・トリガーで1ターンずらされると容易に殴り負ける。
      《「貪」の鬼 バクロ法師》を出しながらブロッカーや《全能ゼンノー》を破壊して突っ込む動きもある。
  • 《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》
    • これなしでは《テック団の波壊Go!》を1回踏むだけで簡単に負けてしまう。T・ブレイカーと《龍装者 バルチュリス》を擁しているため、最初の1枚をかわせばどうにかなったりならなかったり。

踏み倒しメタを一切受けずにT・ブレイカーとして運用できるのが《「貪」の鬼 バクロ法師》の強みなので、《超次元キル・ホール》、《龍装者 バルチュリス》、《デュアルショック・ドラゴン》と脇を固めるカードが妨害に引っかかるようになってしまったのは少し残念。

不敵怪人アンダケインを使いたい

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久しぶりのデビルマスク
なにかすごいことができそうな《不敵怪人アンダケイン》を使ってみたくて組んだデッキ2つ。

不思議墓地

4 x 一なる部隊 イワシン
4 x メルゲ否男/「今も我らの願いはただひとつ」
4 x 暗黒鎧 ザロスト
3 x 追憶人形ラビリピト
1 x 盗掘人形モールス
4 x 不敵怪人アンダケイン
4 x 百万超邪 クロスファイア
4 x カツラデランス/「アフロ行きま~す!!」
4 x ほめほめ老/ホメホメ老句
4 x 龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢
4 x 暴走龍 5000GT

2 x ダラク 丙‐二式
2 x ポクタマたま
2 x トムライ 丙ー三式
2 x 制圧の意志 エルグレ
2 x 硬直 TL-20
2 x ブルンランブル

1 x 滅亡の起源 零無/零龍
1 x 墓地の儀/零龍
1 x 復活の儀/零龍
1 x 破壊の儀/零龍
1 x 手札の儀/零龍

既存の墓地ソースは、フシギバースの基盤として優秀。《不敵怪人アンダケイン》を墓地に送りこむ手段が多数あり、印刷されたコストが高いカードも満載。特に、《百万超邪 クロスファイア》が0マナ7コストと、フシギバース8のコストとしてぴったり。
《不敵怪人アンダケイン》で釣り上げるカードは《追憶人形ラビリピト》。最低1マナで用意できる。《暴走龍 5000GT》を先に出してしまっても、後から送り出せる。手札に抱える必要がない。と、今までに比べて格段に全ハンデスを狙いやすくなった。
ハンデスの副次的効果として、《手札の儀》を達成できるのもうれしい。

進化クリーチャーを出せるので、《夢幻騎士 ダースレイン》なんかも面白そう。

ドルマークスループ

4 x 悪魔妖精ベラドンナ
1 x ダンディ・ナスオ
4 x フェアリー・ライフ
4 x 天災 デドダム
4 x 腐敗勇騎ドルマークス
1 x カラフル・ダンス
4 x マナ・クライシス
1 x カラフル・ナスオ
4 x Wave ウェイブ
4 x スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘
4 x 不敵怪人アンダケイン
1 x 機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」
4 x テック団の波壊Go!

2 x クリスマⅢ
2 x 回収 TE-10
2 x カット 丙‐二式
2 x 天啓 CX-20
2 x マリゴルドⅢ
2 x 全能ゼンノー

《不敵怪人アンダケイン》2枚で《腐敗勇騎ドルマークス》をぐるぐる回転させるデッキ。
闇を含む2マナごとに、《腐敗勇騎ドルマークス》を1回出せるというのがデッキコンセプト。(《不敵怪人アンダケイン》Aをマナに送って《不敵怪人アンダケイン》Bと《腐敗勇騎ドルマークス》を出し、マナの《不敵怪人アンダケイン》Aと《腐敗勇騎ドルマークス》を墓地に送る。)
相手のマナが多い《腐敗勇騎ドルマークス》が弱いため、中盤の繋ぎは《マナ・クライシス》と《Wave ウェイブ》に。

このカラーリングだったらヨミジループの方が遥かに簡単に勝てることに気付いてしまったので、ランデス大好き!ランデス最高!な人じゃないと使えない…… 研究仙人のデッキの終着点がヨミジループになっていたのも納得。

ツイントルネード覇道

進化したトルネード覇道
どの辺がツインなのかというと、新弾の《カダブランプー》を採用したところ。

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ツイントルネード
攻撃時にJトルネードを行うクリーチャーと相性がよく、攻撃済みのクリーチャーを起こしながら自身がJトルネードのコストになれる。
起こしたクリーチャーでシールドをブレイクすればキリフダッシュにより再び召喚できるため、マナの続く限り連続攻撃が可能。(生憎、今回のデッキはそんなにマナは伸びないが。)

4 x トムのゼリー
4 x 海底鬼面城
4 x 異端流し オニカマス
4 x スッポンジトム
4 x バブるーと
4 x カダブランプー
4 x MANGANO-CASTLE!
4 x DOOOPPLER・マクーレ
4 x ”必駆”蛮触礼亞
4 x 勝利龍装 クラッシュ”覇道”

2 x ジェイ-SHOCKER
2 x メカドクターGr.
2 x 鋼ド級 ダテンクウェールB
2 x 無限合体 ダンダルダBB
2 x 超Ω級 ダルタニックB
2 x Mt.富士山ックスMAX

《スッポンジトム》か《バブるーと》から《トムのゼリー》+《カダブランプー》に繋げるのが狙い。消費する手札は2コストクリーチャー1枚なのに対して、前者は5枚ドロー、後者は1枚ドローと2回GR召喚となる。1点で踏まなければ。
《”必駆”蛮触礼亞》で出す2種類目のカードとして、《DOOOPPLER・マクーレ》を採用。同名カードを連鎖させる他、Jトルネードで手札に帰ってきた《カダブランプー》をマジボンバーで送り出して2回攻撃。多色なのが少し嫌なところだが、4枚入れた方が爆発力が高く、アンタップインだからと《ロック・クロック・六九》を優先するのも……
超GRゾーンは、Jトルネードを意識してジョーカーズで固めた。《メカドクターGr.》は単体で2打点であるだけでなく、先述の《バブルーと》連続攻撃のときに絡むと最大4枚ブレイクまで狙える名医。
3ターン目にツイントルネードが決まる前提なら、《MANGANO-CASTLE!》で3打点以上繰り出せばダイレクトアタックまで届くので、《ドドド・ドーピードープ》と《グッドルッキン・ブラボー》を入れた方がいいような気もして悩ましい。

やりたいことを詰め込んだ結果、ノーガードになってしまった。入れ替えるなら、なんとなくで入ってる《異端流し オニカマス》、5枚目以降の《スッポンジトム》な《バブるーと》辺りか。

鬼墓地

鬼ように強い?
パックに封入されている《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》より効果が強そうな《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》。
5コストで7マナのクリーチャーを出す手段は他にも数多くあり、釣り上げることが目的ならわざわざ発動条件付きの《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》を使う理由はない。パワー11000のスピードアタッカー、W・ブレイカーというボディがあるので、アタッカーとして運用したいところ。予めシールドを削って鬼タイムに持ち込んでおき、5マナで《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》と蘇生したクリーチャーで押し込むのが理想。
《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》の着地前にシールドを4枚減らしつつ蘇生対象を用意できるデッキ……は考えるまでなく基盤が既にあった。

墓地のカードを増やすことに《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》以外の意味があり、《暗黒鎧 ザロスト》を無理なく採用できるデッキ、墓地ソース。

4 x 一なる部隊 イワシン
4 x 暗黒鎧 ザロスト
1 x 盗掘人形モールス
4 x 百万超邪 クロスファイア
4 x カツラデランス/「アフロ行きま~す!!」
4 x ほめほめ老/ホメホメ老句
4 x アーチャー・チュリス/ボルカニック・アロー
3 x 復讐のバイス・カイザーZ
4 x 龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢
4 x 鬼ヶ鬼 ジャオウガ
4 x 暴走龍 5000GT

2 x ダラク 丙‐二式
2 x ポクタマたま
2 x トムライ 丙ー三式
2 x 制圧の意志 エルグレ
2 x 硬直 TL-20
2 x ブルンランブル

1 x 滅亡の起源 零無/零龍
1 x 墓地の儀/零龍
1 x 復活の儀/零龍
1 x 破壊の儀/零龍
1 x 手札の儀/零龍

5ターン目鬼タイムの経路は、3ターン目の《百万超邪 クロスファイア》が2回動く、《暴走龍 5000GT》3点と《暗黒鎧 ザロスト》/《ボルカニック・アロー》、《百万超邪 クロスファイア》2点と《暗黒鎧 ザロスト》/《ボルカニック・アロー》2回など。
《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》で出せるスピードアタッカーは《百万超邪 クロスファイア》、《ほめほめ老》、《アーチャー・チュリス》の12枚で、どれか1枚は墓地にあるはず。
《復讐のバイス・カイザーZ》は自由枠。《悪魔龍 ダークマスターズ》は用途が狭すぎたので、一応手札から出せる可能性があるものに…… 《単騎連射 マグナム》を入れるのもありか。

超GRゾーンは、相手の《怨念怪人ギャスカ》にあわせたときに何か起きる可能性があるものを採用。

《アーチャー・チュリス/ボルカニック・アロー》は、鬼タイムに貢献できる7マナのスピードアタッカーということで《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》と相性抜群。2ブロックだとちょうど入れ替わりになってしまうのが残念。