十王篇第一弾 各陣営(能力)雑感

チーム切札

チーム切札

キリフダッシュ

追加の後メインフェイズを発生させる能力。S・トリガーの解決後に出せるアタッカーの強さは《龍装者 バルチュリス》が証明済みで、攻撃性能は高い。S・トリガーによって現れたクリーチャーに干渉することも可能で、S・トリガーからのカウンターアタックを防ぐこともできる。
攻めているときは強いが、劣勢になると弱い。同様に攻撃をトリガーとする侵略・革命チェンジと異なりマナが必要なこと、通常のコストが高めに設定されていることが相まって、バトルゾーンのクリーチャーを根絶されると厳しい。
ナチュラル・トラップ》に代表されるマナ送りのS・トリガーは、相手のマナが増えるというデメリットの影響が大きくなった。

相性がよさそうなカード

  • 《タイク・タイソンズ》、《シロイヌムサシ》、《グレープ・ダール》
    Jチェンジと自身の能力により、アンタップマナを増やせるカード。

鬼札王国

鬼札王国

鬼タイム

侵略モード、革命の後継。《逆転のオーロラ》や《デビル・ドレーン》といった極端なカードと組み合わせるなら、決めれば勝つレベルのカードでないと旨味があまりない。ので、適当なスーサイドカードとシールドのブレイクで達成することになるか。
キリフダッシュ以上に、中途半端にシールドをブレイクする行為が許される環境かどうかで評価が変わる。

相性がよさそうなカード

  • 《暗黒鎧 ザロスト》
    シールドを減らしながら、墓地利用カードにもわずかに貢献する。
  • 《殺意の悪魔龍 マガンド》
    1回攻撃を通すとシールドの総数を一気に3枚減らせる。攻撃が通れば。
  • 《斬斬人形コダマンマ 》、《福腹人形コダマンマ》
    わかりやすくシールドを減らせるカード。序盤からシールドをブレイクしにいける。
  • 《ラウド”NYZ”ノイジー
    大型コダマンマ。
  • デュアルショック・ドラゴン》
    シールド回収カードと合わせて。

チームボンバー

チームボンバー

マジボンバー

やることは連鎖に近い。手札から出せるようになったり攻撃が必要になったりして、使い勝手は別物になった印象。
光の軽量メタクリーチャーを軸としたウィニーによくかみ合いそう。ただ、クリーチャーを展開するだけならGR召喚でもできたので、何かもう一押し欲しいところ。
新しいキーワード能力にしては何の注釈もないコスト踏み倒しで、ほとんどの妨害カードに引っかかる。

相性がよさそうなカード

  • 《スニーク戦車 オーリー/トゲ玉・キャノンボール
    2ターン目に出して後続のマジボンバーにスピードアタッカーを付与したり、マジボンバーから出てきてスピードアタッカーを付与したり。自身のコストが2と低いので、マジボンバーから出しやすい。
  • 《瞬閃と疾駆と双撃の決断》
    スピードアタッカーの付与と2回攻撃、マジボンバーの発動に寄与するモードを2つ持っている。

チーム銀河

チーム銀河

ギャラクシールド

シールドを増やす能力でありながらシールドをブレイクされると弱いという、なんだかちぐはぐな感じの能力。単純にコスト軽減能力として見ると、積極的にシールドをブレイクしてこない相手に対して強い。
シールドゾーンに置く効果とシールドゾーンから出す効果が独立しているので、他の効果で出撃準備をしても良いのがポイント。
表向きのまま維持できず、勝手に飛び出していくのが玉に瑕。

相性がよさそうなカード

  • 《煌龍 サッヴァーク》、《煌世主 サッヴァーク†》
    ドラゴン・ブレイカーが後続確保の意味を持つようになり、ギャラクシールドを耐性付与のためにも使える。
  • 《処罰の精霊ウラルス》
    黒神龍ブライゼナーガ》もどき。ギャラクシールドデッキの展開力次第。
  • 《紅の猛り 天鎖》、《正義の煌き オーリリア》
    攻撃されない前提なら。

チームウェイブ

チームウェイブ

バズレンダ

強化版O・ドライブ。最もマナを伸ばしやすい2色なので、余剰マナの使い道ができたのは嬉しい。追加コストの支払いに文明指定がないので、純正2色以外でも扱いやすい。
どのマナ域でもそれなりの効果を得られ、シールド戦では重宝しそうな能力。

相性がよさそうなカード

  • 《Black Lotus》
    封印が外れたのにマナを使いきれるカードがなくて無駄になる、という事態を回避しやすい。

不死樹王国

不死樹王国

フシギバース

MTG献身と近い能力。それと違って墓地から出てくる上に軽減に充てるクリーチャーはマナに入るため、使うだけで雑にリソースが増える。
フシギバースで出したクリーチャーをコストに別のフシギバースを出すことができ、墓地とマナが整えば大量に連打が可能。
印刷されたコストより低いコストで出せるクリーチャー全般と相性がよく、組み合せられるカードの幅は広い。

相性がよさそうなカード

  • 《ダンディ・ナスオ》、《伊達人形ナスロスチャ》
    狙ったカードをピンポイントで落としつつ、自身をコストにできる。
  • カラフル・ダンス》、《カラフル・ナスオ》
    フシギバースのコストに充てたフシギバースを墓地に戻し、リソースを回復できる。マナゾーンから召喚できるカードをマナに用意する役割も。
  • 《暗黒鎧 ザロスト》
    0マナ4軽減。ついでに、フシギバースを墓地に落とせる可能性がある。
  • 《暗黒鎧 ダースシスK》
    手札(と場とデッキトップ)のフシギバースを墓地に落として5軽減1回以上。自身をフシギバースのコストにすると、後続の同名カードで蘇生できないのが惜しいところ。
  • GRクリーチャー
    極端な例だと、《失罪 モグニ否フ》で《The ジョギラゴン・アバレガン》を呼び出せば1マナ6軽減。オーラがマナに入る分、オーラによるGR召喚の方がお得?
  • 《陰陽の舞》
    フシギバースのコストにしても自力で帰ってくる無限コスト。デメリットは、マナにあるフシギバースを墓地に落とせば緩和できる。効率は《陰陽の舞》に及ばないが、同じマナ爆誕の《桜丸パグのすけ》、《絢爛の超人》辺りも使えるだろうか。
  • 《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》
    《終焉の開闢》の存在から、コスト軽減能力持ちの中でも扱いやすいカード。序盤は、呪文側で墓地にフシギバースを供給できる。

火自然モモキング

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G・W・Dっぽい

前回のデッキ
をいろいろいじっていたら、既存のバーンメア基盤に落ち着いた。モモキングを出すまでもなく勝ててしまう。
モモキングを使うのが目的だったので、雑に4枚ずつでお試し。

4 x フェアリー・ライフ
4 x ジョラゴン・オーバーロード
4 x ドンドド・ドラ息子
2 x 生命と大地と轟破の決断
4 x グレープ・ダール
4 x エモG
4 x バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ
4 x ムシ無視のんのん/灰になるほどヒート
2 x 闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ
4 x 勝熱英雄 モモキング
4 x 勝熱龍 モモキング

2 x ジェイ-SHOCKER
2 x 全能ゼンノー
2 x ダダダチッコ・ダッチー
2 x せんすいカンちゃん
2 x 無限合体 ダンダルダBB
2 x マリゴルドⅢ
  • 《ドンドド・ドラ息子》
    • 5マナ域で《バーンメア・ザ・シルバー》を出してもあまり強くないので、4から6の繋ぎというよりはカードを探すためのカード。
      4マナ域の中継としての役割だけでなく、攻撃中の展開で《マリゴルドⅢ》や《ダダダチッコ・ダッチー》などからうっかりバトルゾーンに出ると、《グレープ・ダール》による過剰マナからモモキングに繋げられることがあるのが強み。
      同じくうっかり出てくるとバグるカードの《飛べ!イカロソくん》は、多色の枚数が多くなるのと役割が限定的なのとで今回は不採用。
  • 《生命と大地と轟破の決断》
    • 《グレープ・ダール》を2体出して、キリフダッシュ用のマナを作りながら展開が頻出パターン。コンボ的な運用を抜きにしても、手札を維持しにくいカラーリングでマナに攻め手を温存しておけるメリットは大きい。
  • 《勝熱龍 モモキング》
    • マッハファイターと2回攻撃能力がよくかみ合っていて、並のクリーチャーなら2体倒せる。攻撃の後に出てくるため、S・トリガーによって出されたクリーチャーを処理することができ、S・トリガーブロッカーや《SMAPON》などには《勝熱英雄 モモキング》より優秀。
      一番致命的な《全能ゼンノー》に手が出ないこと、ブロッカーで固められるとキリフダッシュの条件を満たせず場に出せないのが欠点。
  • 《勝熱英雄 モモキング》
    • これで3枚のシールドをブレイクするのが一番効率がいいが、可能な限り既存のクリーチャーで小突いて出すことも多い。(想定される防御手段によって事情は違う。)
      除去耐性とアンタップ能力に加えて攻撃の後に出せることから、除去S・トリガーへの耐性はかなり高い。一方で、(S・トリガー)ブロッカーや《怒流牙 サイゾウミスト》辺りにはわりと簡単にいなされる。
      除去S・トリガーの筆頭が、多色カードである《テック団の波壊Go!》なのは向かい風。

火自然クロスファイアモモキング

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お手軽勝利天帝
前回のデッキを試してみて、キリフダッシュ用のマナを残しながらシールドをブレイクするのが想像以上に難しいことが分かった。
キリフダッシュ用のマナを残そうとすると、クリーチャーに相手ターンの除去を潜り抜けてもらわないといけない。シールドのブレイクにスピードアタッカーを使えば除去される心配はないが、スピードアタッカーの召喚にマナを使うとキリフダッシュを使用するためのマナが残らない。
一体どうすれば……


0マナスピードアタッカー


6マナの状態から《百万超邪 クロスファイア》と《勝熱英雄 モモキング》で2点3点ダイレクトで勝ち。美しい。
NGワード:《暴走龍 5000GT》+《龍装者 バルチュリス》)

4 x U・S・A・BRELLA
4 x 爆鏡 ヒビキ
4 x バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ
4 x 百万超邪 クロスファイア
4 x ボルシャック・ドギラゴン
4 x カツラデランス/「アフロ行きま~す!!」
4 x ほめほめ老/ホメホメ老句
4 x 勝熱英雄 モモキング
4 x 勝熱龍 モモキング
4 x 暴走龍 5000GT

2 x ジェイ-SHOCKER
2 x ポクタマたま
2 x ウォルナⅣ
2 x 全能ゼンノー
2 x せんすいカンちゃん
2 x バイナラシャッター

2種類目の0マナスピードアタッカーである《ボルシャック・ドギラゴン》の採用によりカウンター性能がアップ。
ワンショットできる上にめくり次第で受けも強い。十王篇のスタートはこれで決まり!


とはならなかった。
6マナが遠すぎる。《U・S・A・BRELLA》と《爆鏡 ヒビキ》でゲームを引き延ばせるにしても、6ターン目までまともなアクションがほぼないというのは辛い。《ボルシャック・ドギラゴン》で耐えても、返しに《勝熱英雄 モモキング》が走れないこともある。

《ボルシャック・ドギラゴン》諦めて、素直にマナブーストを入れたのが以下のリスト。

3 x 爆砕面 ジョニーウォーカー
3 x 霞み妖精ジャスミン
4 x U・S・A・BRELLA
4 x 百万超邪 クロスファイア
4 x カツラデランス/「アフロ行きま~す!!」
4 x ほめほめ老/ホメホメ老句
3 x イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ
4 x 勝熱英雄 モモキング
3 x 勝熱龍 モモキング
4 x 偽りの名 13/種族選別
4 x 暴走龍 5000GT

《種族選別》によって手札枚数を増やせるのが、コンボ気味なデッキには嬉しい。
《暴走龍 5000GT》の着地が遅い上に《ボルシャック・ドギラゴン》が抜けたため、雑なビートダウンで負けやすい。何か受け札があると、よりデッキらしくなる予感。

熊ジョルネード

3月発売スタートデッキの注目カード、《熊四駆 ベアシガラ》を入れた《ジョリー・ザ・ジョルネード》のデッキ。

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新型自動車
《熊四駆 ベアシガラ》の、ここが《ジョリー・ザ・ジョルネード》と相性がいい!

  1. 左上の数字が大きい。
    4マナで7コストを用意できる。
  2. 2マナもブーストできる。
    マスターJトルネードを阻害されても、次のターンで7マナになるのでそのまま召喚できる。
  3. マナ回収ができる。
    序盤にマナに置いたり、自身の能力を含むマナブーストで落ちた《ジョリー・ザ・ジョルネード》を回収できる。


4 x ジョジョジョ・ジョーカーズ
4 x ボーボボ・ボーボ坊
4 x タイク・タイソンズ
4 x ウォッシャ幾三
4 x 洗脳センノー
4 x ガチャダマン
4 x 天体かんそ君
4 x ジョリー・ザ・ジョルネード
4 x 熊四駆 ベアシガラ
2 x 松苔ラックス
2 x ジョジョジョ・マキシマム

2 x ジェイ-SHOCKER
2 x 全能ゼンノー
2 x Mt.富士山ックスMAX
2 x せんすいカンちゃん
2 x The ジョラゴン・ガンマスター
2 x The ジョギラゴン・アバレガン

2コストのJチェンジ持ちクリーチャーを起点に、《ジョリー・ザ・ジョルネード》を狙うシンプルな構築。

  • ジョジョジョ・ジョーカーズ》
    • 《トレジャー・マップ》に差し替えても2マナ域でスタートできる確率は1%程しか変わらない。フィニッシャーである《ジョリー・ザ・ジョルネード》に触れるメリットの方が大きい。
  • ボーボボ・ボーボ坊》
    • 《ヤッタレマン》と比較して《熊四駆 ベアシガラ》へのアクセスはしにくいが、《ジョリー・ザ・ジョルネード》へのアクセスはこちらの方がしやすい。最終目標は《ジョリー・ザ・ジョルネード》なので、こちらを優先。
      Jチェンジ絡みで《熊四駆 ベアシガラ》を出す場合、1マナ余剰ができて《ジョジョジョ・ジョーカーズ》を唱えられるのもメリット。
  • 《天体かんそ君》
    • ボーボボ・ボーボ坊》とのセットで《熊四駆 ベアシガラ》狙うときに、掘れる枚数が多くて嬉しい。3マナ払って《メイプル超もみ人》をプレイするようなゲームは負けてる。
  • ジョジョジョ・マキシマム》
    • あると便利なフィニッシュカード。《ジョリー・ザ・ジョルネード》のブロックされなくする能力、盤面を広げる能力のどちらとも噛み合う。
      《熊四駆 ベアシガラ》で回収できないのが惜しい。
  • 《松苔ラックス》
    • 余った2枠。稀に発生する《ジョリー・ザ・ジョルネード》の召喚用に水マナがあると嬉しくて、水ジョーカーズの中で一番インパクトのありそうなカードを採用。

2マナクリーチャーの攻撃が成功する(《ジョリー・ザ・ジョルネード》に関していえば、さらにそのままクリーチャーが残る)ことを前提としているため、後攻だと一気にハードモードに。もはやデッキじゃない。
先攻時の押し付けが強くなる一方で、バトルゾーンのクリーチャーを潰されると巻き返せないというこの基盤の弱点はそのまま残っており、強いけどこれじゃない感。一応、サイズが大きいので除去されにくいというのはあるが……

お届け!卍新世壊卍

謎のブラックボックスパックで登場した《お届け!スタートデッキ》。
1コストで山札の上3枚の中から指定したカードを加えられるという、《ガガガン・ジョーカーズ》、《ア・ストラ・センサー》の亜種といった感じの効果。カードタイプの指定がないため、先代の範囲外であるクリーチャーでも呪文でもオーラでもないカードを探してこられる。
ゲームの進行とともに拾えるカードが変わるので使いどころが難しいが、わかりやすいのは1ターン目に唱えて2マナ域のカードを持ってくること。

2マナ域を探してくれる軍曹
クリーチャーでも呪文でもオーラでもない2マナのカードで、2ターン目に使えたときのリターンが大きいカードと言えば……
卍 新世壊 卍
せっかくなので、1ターン目の行動に《卍獄ブレイン》も加味して計算した結果が以下の表。(使う優先順位は《お届け!スタートデッキ》>《卍獄ブレイン》。)

先攻2ターン目に《卍 新世壊 卍》を展開できる確率

お届け!スタートデッキの枚数→ 0 1 2 3 4
卍獄ブレインの枚数↓ 0 49.3% 51.5% 53.5% 55.3% 56.9%
1 50.1% 52.3% 54.2% 55.9% 57.4%
2 50.8% 52.9% 54.7% 56.4% 57.8%
3 51.5% 53.5% 55.2% 56.8% 58.2%
4 52.0% 54.0% 55.7% 57.2% 58.5%

4枚投入しても1割未満の差…… しっかりしてくれ軍曹!